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開幕前に支配下登録はあるか…!?育成の2投手が好投【オリックスファンライターの試合振り返り】

  • 2024.3.4
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 写真:産経新聞社

オリックス、オープン戦初戦を4-3で勝利!

2024年3月3日(日)14:00 オリックスーDeNA(京セラドーム大阪)

四連覇を目指すオリックス・バファローズ。待ちに待ったオープン戦がやってきました。

オープン戦初戦の相手は、横浜DeNAベイスターズ。オリックスは4-3で勝利し、幸先の良いスタート!

この記事では、オリックスーDeNAのオープン戦を振り返ります。

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TRILL作成

オープン戦初戦ですが、ほぼベストメンバーに近いオーダーです。

1番には太田選手を起用。昨年(2023年)もスタメン出場時は1番で起用されていました。今年こそオリックス打線の核弾頭として、レギュラーに定着してほしいところ。

2番はFA移籍の西川選手。広島では全打順を経験しており、オリックスでも様々な打順を任せられるでしょう。

クリーンナップは3番定着と打点王を目標にしている紅林選手、さらに森選手、頓宮選手と続く強烈な並び。6番以降もチャンスに強い中川選手や、一発のある杉本選手と、相手投手から見て嫌な打線になっています。

それでは試合を振り返りましょう。まずは投手陣です。

カスティーヨ選手、エスピノーザ選手ともに3回無失点の好投!

先発はカスティーヨ選手。抜群の制球力が武器で、昨年は千葉ロッテマリーンズでプレーしていました。オリックス打線はカスティーヨ選手に抑えられていたので、獲得が決まったときは本当に嬉しかったです。

そんなカスティーヨ選手は3回を投げて2安打無失点。コントロールが安定しており、見ていて安心感がありました。

2番手でマウンドに上がったのは、エスピノーザ選手。エスピノーザ選手も3回を投げて、1安打無失点に抑えます。初めての京セラドームのマウンドでしたが、戸惑うこともありませんでした。

エスピノーザ選手は25歳と、外国人選手にしては若い年齢。即戦力ではなく育成込みの獲得と考えていましたが、キャンプからの内容や結果を見ると、開幕から一軍で使われる可能性は高いです。

山本由伸選手と山﨑福也選手が抜けた2024年シーズン、カスティーヨ選手とエスピノーザ選手が結果を残しているのは大変頼もしいです。

平野選手、まさかのツーラン被弾…

今年も守護神を任される平野佳寿選手が7回に登板。1アウトから戸柱選手にツーベースを許すと、ルーキー・石上選手にはライトスタンドへのツーランホームランを浴びてしまいます。

ランナーを出しても0点に抑える「平野劇場」が持ち味の平野選手ですが、まさかの2失点となりました。

ただ、平野選手の結果に関しては正直心配していません。開幕にはきっちり合わせてくれるでしょう。

開幕前の支配下登録は?育成2投手が登板!

試合終盤には、8回・井口和朋選手、9回・富山凌雅選手と2名の育成選手が登板します。

井口選手は1回3安打1失点。しかし、ショート宜保選手と白井塁審が激突するアクシデントがあったので、少し気の毒でした。

富山選手はエラーやフォアボールでランナーを出しましたが、無失点に抑えます。

現在オリックスの支配下選手は63。中継ぎのメンバーでは、山崎颯一郎選手と宇田川優希選手のコンディションがよくありません。山崎選手、宇田川選手が開幕に間に合わない可能性も。そんな状況の中、井口選手、富山選手には大きな期待がかかります。オープン戦の結果次第では、開幕前の支配下登録も見えてくるでしょう。

ここまでは投手陣の結果を見てきました。次は野手陣です。

森選手、頓宮選手、中川選手、見事な3連打!

オリックスの先制点は2回裏、先頭の森選手が上手くセンター前ヒットを放ちました。昨年首位打者の頓宮選手もセンター前ヒットで続きます。ノーアウト1,2塁、チャンスの場面で昨年の得点圏打率.322の中川選手が初球をレフト前タイムリー。今年も頼りになる選手たちの3連打で先制します。

実はこの後、ノーアウト2,3塁の大チャンスでしたが、トーマス選手が三振、杉本選手がセカンドフライ…。廣岡選手がフォアボールで繋ぎ、満塁としますが、太田選手はライトフライでスリーアウト。追加点は奪えませんでした…。

中川選手、セデーニョ選手、大城選手がマルチヒット

この試合では中川選手、セデーニョ選手、そして大城滉二選手がそれぞれ2安打。マルチヒットを記録しました。

中川選手は一打席目に先制タイムリー、さらに二打席目は右中間へのスリーベースと中川選手らしさ全開の内容。セデーニョ選手は来日2年目、今年は年間を通して打線に厚みが加わることに期待がかかります。大城選手は守備のイメージが強いですが、今日は打撃で魅せました。

筆者が個人的に注目したのは、廣岡選手です。キャンプから紅白戦や練習試合で結果を残し、この試合でも一打席目にフォアボールを選び、二打席目はツーベース。首脳陣から相当期待されているのが、起用法からも分かります。

総評

オープン戦初戦、収穫の多い試合となりました。

カスティーヨ選手、エスピノーザ選手の好投で先発争いも激化。次回登板も楽しみです。

打線は11安打を放ち、途中出場の選手もアピール。層が厚くなったのを実感します。一方で、11安打4得点は、効率的とは言い難い内容。今年は打線が投手をカバーする必要があるので、今後の課題といえるでしょう。

いよいよ始まったオープン戦、次の試合も楽しみです!


情報は3月4日時点のものです。

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