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「歴代最強だと思うベイスターズのエース」ランキング!3位「平松政次」、2位「今永昇太」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2024.4.19
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写真:PIXTA

1949年11月に株式会社まるは球団を設立して以来、70年以上の歴史を刻んできた横浜DeNAベイスターズ。

複数回のチーム名変更を経て、2011年12月から現在の「横浜DeNAベイスターズ」に球団名を変更しました。リーグ優勝2回、日本一2回と「地元に根ざした球団」として長年愛されています。

そんな地元に愛されている球団からは、球団史に名を残す名投手が数多く誕生しています。右バッターの胸元に激しく食い込むシュートを武器にした200勝投手、しなやかなフォームからキレのあるストレートで強打者を抑え込む若きエース、トレードマークのリーゼントで人気を博し、25年間172勝とチームを牽引した投手などが活躍しました。

そんな名投手達が多く存在する「横浜DeNAベイスターズのエース投手」の中で、「歴代最強」は誰なのか?そこで全国のプロ野球ファン100人にアンケートを実施、「歴代最強だと思うベイスターズのエース投手ランキング」を作成。その結果をご紹介します。

なお、「最強」の定義は記録や数字だけでなく、投票者に委ねていますので、投票理由も多岐にわたります。また、大洋ホエールズなど、前身となる球団に所属していた投手も対象です。また、在籍期間は問いません。

後に抑えに転向など、一時期先発を務めていた投手も対象です。

一体、誰が選出されるのか。投票結果を見てみましょう。

【第3位】平松政次(12票)

第3位にランクインしたのは、“カミソリシュート”を武器に強打者に立ち向かった平松政次投手です。

岡山東商業高校のエースとして、選抜高等学校野球大会で優勝。高校卒業後は中日ドラゴンズの指名を断り、日本石油に入社。都市対抗野球大会でもエースとして活躍し、1966年の二次ドラフト2位で大洋ホエールズに入団しました。

入団1年目が3勝、2年目が5勝と2年連続で一桁勝利が続きましたが、3年目からは12年連続で二桁勝利を挙げてチームの勝利に貢献。特に4年目の1970年シーズンには自己最多の25勝を挙げ、最多勝・最優秀投手・ベストナイン・沢村賞など主要な賞を総ナメにしました。

プロ生活18年では、通算201勝のうち51勝を読売ジャイアンツからもぎ取るという快挙から「巨人キラー」とも称され、低迷するチームを支え続けた真のエースでした。

2017年に野球殿堂入りし、現在は野球解説者として活躍をしています。

球団史上唯一の200勝達成投手。代名詞となる決め球のカミソリシュートの印象も強い。(34歳・男性)
カミソリシュートと呼ばれたキレのあるシュートで大活躍しました。(53歳・男性)
現役時代のプレーは残念ながら見たことがありません。ただ、父親や会社の先輩などから平松の「シュートは天下一品という」話を聞いてきました。成績をみても先発完投型の典型的な投手で、防御率をみるともう少し勝っていてもおかしくない成績だと思います。長嶋氏との対戦成績をみると通算打率が2割以下だったので右バッターにとってはシュートの威力がどれだけ凄いかが伺えます。(42歳・男性)
決して強いとは言えないチームにありながら、カミソリシュートを武器に200勝達成は最強投手と呼べるに相応しい実績だと思います。(58歳・男性)

【第2位】今永昇太(18票)

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写真:SANKEI

第2位にランクインしたのは、現在メジャーリーグのシカゴ・カブスで防御率0.00、自責点0という快刀乱麻のピッチングを続ける今永昇太投手です。

福岡県の公立高校である北筑高校でエースとして活躍後、東都リーグの強豪駒澤大学に入学。1年春から登板して通算18勝の実績を挙げました。

2015年のドラフト会議においては、1巡目指名にて横浜DeNAベイスターズに入団しました。1年目から先発ローテーションの一角を担い8勝を挙げると、2年目は早くも二桁勝利の11勝を挙げてチームのCS進出に大きく貢献します。

4年目が13勝、7年目が11勝とDeNA在籍8年間で3回の二桁勝利を挙げてチームの勝利に貢献し続け、2022年にはDeNA史上初のノーヒットノーランを達成しました。2023年にはWBC日本代表に選出され、ダルビッシュ有投手から多くの指導を受け、チームの一員として成長。アメリカとの決勝戦でも先発し、見事世界一に輝きます。また、同シーズンでは初のタイトルとなる最多奪三振を受賞し、ベイスターズで不動のエースとして活躍しました。

2024年からは、MLBの強豪シカゴ・カブスに移籍しました。しなやかなフォームから繰り出される回転数の多いストレートで、今後もMLBの強打者を手玉に取る活躍に期待です。

初めて投球を見た時からポーカーフェイスでコントロールよく投げる球で奪三振を積み重ねていくプレーが一番印象に残っています。(47歳・女性)
メジャーに行ってこれからさらに伸びるだろう選手。真っ直ぐとスライダー系の緩急で三振を取るタイプの投手で、球種の見分けがつきにくいフォームなのでより速く感じる。国際大会の経験も積んだので大投手に着実に近づいている印象。(38歳・男性)
昨年の東京ドームでの試合、ピンチの場面で長野選手から三振を奪ったシーンは今でも印象に残っている。本当のエースという感じがした。(24歳・男性)
歴代たくさんの選手がいたが、投げている球は今永選手が一番いい。左腕でとんでもないストレートを繰り出す。(37歳・男性)

【第1位】三浦大輔(48票)

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写真:SANKEI

第2位に30票の大差を付けて堂々の第1位にランクインしたのは、“ハマの番長”として知られる、現ベイスターズ監督の三浦大輔投手です。

奈良県の公立高校である高田商業高校に入学しエースとして活躍。甲子園出場は叶わなかったものの、チームを県大会決勝まで導きました。1991年のドラフト会議にて、横浜大洋ホエールズからドラフト6位指名を受け、入団しました。

1年目は勝利なしに終わりますが、2年目に初勝利と初完投を含む3勝を記録。4年目から先発ローテーションの一角として頭角を現し始め8勝、6年目に自身初の二桁勝利である10勝を達成しました。翌年にも12勝を挙げ、プロ通算25年間で7度の二桁勝利をマークし、最優秀防御率・最多奪三振を1回ずつ受賞します。

2016年に引退するまで25年間横浜一筋で第一線に立ち、通算172勝という素晴らしい成績を残しながら球団の顔とも言える人気ぶりでファンに親しまれました。

引退後はTBS・テレビ神奈川で野球解説者、日刊スポーツで野球評論家をしながら、横浜DeNAベイスターズのスペシャルアドバイザーを務めました。2019年からは1軍投手コーチを務めた後、2020年には2軍監督に就任。

2021年のシーズンからは1軍監督に昇格し、2022年にはCS進出に貢献しました。2023年には球団史上初の交流戦優勝を達成。監督として4年目を迎える2024年シーズンは、優勝争いに加わる活躍に期待です。

ベイスターズ一筋25年、通算172勝をマークし「ハマの番長」としてファンに愛されていたこともあり彼が最強の先発投手だと思います。(22歳・男性)
精密なコントロールで数多くの勝ち星を重ねた大投手だから。(32歳・男性)
長年にわたり先発ローテーションの柱として活躍。FAで他球団に移籍という話もありましたが、ベイスターズに残留。ピッチングだけでなく、存在感も含めて三浦大輔投手だと思います。(49歳・男性)
気迫のこもったピッチングでチームを引っ張るのは流石エースという働きをしていたから。(33歳・男性)
リーゼントの見た目が印象的。低迷するチームの柱として長い間活躍された。(45歳・男性)

4位以下の選手とコメント

遠藤一彦(9票)

美しいフォームから速球に加えフォークボールを自在に操り最多賞も獲得している。もっと強いチームだったらもっと勝てていただろうと思う。(54歳・男性)

佐々木主浩(3票)

阪神ファンから見て9回に佐々木投手が出てきたらもう諦めてました。わかっててもストレートとフォークが打てない。(49歳・男性)

斎藤隆(3票)

斎藤隆投手は速球とフォーシームを武器に安定して先発として活躍してたのでベイスターズ最強の先発エースだとおもいます。(51歳・男性)

トレバー・バウアー(3票)

ピンチになるギアチェンジするところです。最速159キロのストレートを武器に落差のあるカーブや2種類のスライダーなどの変化球で相手を翻弄します。(32歳・男性)

結果はこちら

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TRILL作成
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アンケートの結果はこちらです。抜群の人気を誇る三浦大輔投手がダントツの第1位に輝きました。7球団で活躍した斎藤隆投手などがランクインしています。現役投手では数々の大投手を抑えて、第2位に今永昇太投手が選ばれました。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の20~70代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2024年4月17日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「投手」で統一しています。

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