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まさに魔球!データで判明した「空振り率の高い投手・球種ランキング」!3位「髙橋宏斗」、2位「才木浩人」を抑えた1位は?【23年セ・リーグ編】

  • 2023.12.21
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写真:PIXTA

レベルが年々上がっている現代プロ野球においては、強打者を相手にする先発投手に求められる条件が増えているとされています。

多くのイニングを投げられるスタミナはもちろん、左右高低に投げ分けるコントロール、伸びやキレのある質の高いストレート、カウントが取れる変化球、そして空振りが取れる変化球など、いずれか1つではなく総合的な能力が高い投手が活躍する傾向にあります。

その中でも、今回は“バットを振っても当たらない空振りが取れる変化球に焦点を当てたいと思います。

これまでのプロ野球史では、「魔球」とも呼べる伊藤智仁投手の高速スライダーや、佐々木主浩投手のフォークなど、分かっていても当たらないえげつないほどの変化球を投げる投手が数多いました。

そこで今回は2023年シーズンにおいて、セ・リーグ投手が操る変化球で、最も空振り率が高いのはどの投手の、どの変化球か?をお届けします。

【23年・セリーグ】振っても当たらない球種

Xでプロ野球の独自データを配信する、つばめ(@chikupn2896)さんが算出したデータを見ていきましょう!

※バントを除く打者スイング時の空振率

3位髙橋宏斗投手(中日)のナックルカーブ、2位才木浩人投手(阪神)のフォークをかわし、ランキング1位に輝いたのは「村上頌樹投手(阪神)のフォーク」でした!

今年、MVPと新人王に輝いた村上選手は、回転数が多く伸び上がるようなストレートと制球力に定評があります。
奪三振数はセ・リーグで4位ではありますが、つばめさんのデータによると空振り率は脅威の46.4%を記録しています。

狙って空振りを取れる変化球を操ることが、最優秀防御率に繋がったのかもしれませんね!

4年目を迎える来シーズンは今季の開幕時と異なり、エースとして迎えるシーズンになります。

各チームのバッターは、村上選手のフォークを見切れるのか、はたまた高い空振り率を継続するのか。
来シーズンも村上選手のピッチングが楽しみですね。


データ提供・協力:つばめ(プロ野球データ・アーカイブ
アナリスト(非スポーツ分野)として働く傍ら、趣味でプロ野球データを集計・発信を行う。
知っていると楽しくなるデータを、わかりやすく伝えることを心掛けたXでの投稿は人気が高い。

※本記事は提供者のデータをもとに作成しています。なお、提供者への許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。