1. トップ
  2. 球団史上3人目の永久欠番!「ミスター完投」と呼ばれたレジェンド投手は誰?

球団史上3人目の永久欠番!「ミスター完投」と呼ばれたレジェンド投手は誰?

  • 2023.12.8

【問題】2006年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

undefined
TRILL作成

投手は試合で成功するために様々な技量が求められます。まず、力強い速球は相手打者に対抗するために欠かせない要素です。その速球に加え、多彩な変化球は相手を惑わせ、打者のタイミングを外させる重要な武器となります。さらに、打者のタイミングをずらすための独自の投法も必要です。これらの要素を組み合わせ、精密なピッチングを展開することが、投手にとって成功への鍵となります。  

そんな重要な役目を背負う投手の中には、日本では収まりきらない名選手が存在します。

そこで今回は、そんなレジェンド投手が残した偉大な成績をもとにしたクイズを出題します。

ヒント

この投手は1996年のドラフト逆指名2位で広島へ入団しました。プロ初登板となった巨人戦で初登板、初先発、初完投、初勝利を記録。

メジャーリーグにも挑戦し、名門チームで活躍しました。その後、古巣である広島に復帰。

現在は引退していますが、彼のつけていた背番号はチームで3人目の永久欠番となっています。

出題画像の成績は2006年シーズンの成績です。

正解

正解は、黒田博樹投手でした!

1996年のドラフトで広島東洋カープから逆指名2位で入団した黒田投手は、プロ入り1年目から135回を投げ、6勝をあげました。プロ初登板となった1997年4月25日の巨人戦では初先発、初完投、初勝利を達成し、松井秀喜選手から初三振も奪いました。2001年には、過去最高の12勝を挙げ、初の二桁勝利とオールスター出場を果たしました。

以降も黒田投手は広島東洋カープでエースとして活躍。今回の問題にもなった2006年にFA権を取得しましたが国内でなら広島東洋カープでプレーすることを宣言しました。タフなピッチングで知られ「ミスター完投」という異名を得るほど。

そして、2007年のオフにFA宣言を行い3年契約でロサンゼルス・ドジャースと契約。初先発となったのはサンディエゴ・パドレス戦。そこで7回1失点の好投で初勝利を手にしました。1年目は31試合に登板し9勝。その後も4年間ドジャースに在籍し、2011年にFAでメジャー屈指の名門チームであるニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。  

ヤンキースに移籍した黒田投手は移籍1年目から33試合に先発し、自己最多となる16勝を達成。その後も2014年まで3年連続で毎年二桁勝利を挙げ、FAとなりました。他のメジャー球団からオファーも受けていたようですが、古巣である広島東洋カープへの復帰を決断。

この選択が「黒田の男気」と話題になり、大きな話題を呼びました。

復帰後もファンの期待に応える安定した活躍を見せた黒田投手。2016年にはチームを25年ぶりのリーグ優勝に導きます。しかしその年の10月、現役引退を発表。日米通算で203勝という輝かしい成績でした。その後、黒田投手がつけていた背番号「15」は広島東洋カープで3人目となる永久欠番となりました。

そして現在は、広島の球団アドバイザーを務めています。広島の伝説として人々の記憶に残り続け、多くのファンに感動を与えた日本人投手です。  


※本記事の情報は2023年12月7日時点、筆者調べによる。
※サムネイルのシルエットは本記事に登場する選手とは無関係です。