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「プロ野球の審判をAIがすることは可能か?」を"AI"に質問した結果…思いがけない返答が

  • 2023.12.8

プロ野球では、年々審判の判定に関する批判等が多くなってきました。

2018年にリクエスト制度が導入されてから、塁上でのアウト、セーフの判定は公平性が保たれてきましたが、とりわけ議論に上がるのはストライク、ボールの判定です。特に贔屓球団に不利な判定がされたと感じたファンは、SNSで加熱した投稿が見受けられます。

プロ野球でも高校野球でもレベルが上がったからこそ、1つの判定で大きく流れが変わり勝敗に直結します。

そこで今回、度々話題に上がる"審判のAI化"が可能なのかをAIに聞いてみました。

今回は「Bing AI」を使用しました。
Bing AIとは、マイクロソフト社が提供する検索エンジンに、GPT-4搭載の「AIチャット」を組み込んだ、"情報の検索"と"文章の生成"の両方を兼ね備え、ウェブ上にある最新情報を人間の代わりにAIが検索しながら質問に答えてくれるツールです。

【質問】プロ野球の審判をAIがすることは可能ですか?

この質問に対してこのような結果が返ってきました。

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Bing AI

回答結果を要約すると…
技術的に可能ではあるが、まだ正確性に欠けるため、人間の審判の判断が必要になる」という思いがけない返答が。

筆者自身「すぐにでも可能」を返ってくるものと考えていただので、予想外の結果でした。

デメリットで挙げられている、「ゲームが中断されて選手のリズムが崩れること」も、野球のリクエストでも、サッカーのVARでも、確かに試合が中断され長時間選手が待つシーンが度々見られます。

またMLBでは、試合時間の短縮を目的とされたピッチクロックが導入されており、レンジャーズのマックス・シャーザー選手が、ピッチクロックによる投手の負担増に警鐘を鳴らすなど、現在も議論に挙げられていますが、AI導入による試合中断が度々発生すると、さらにピッチャーの負担になるようなルールが追加されるかもしれませんね。

次にもう少し具体的に質問してみました。

【質問】ストライク、ボールの判定のみをAIがすることは可能ですか?

この質問に対してはこのような結果が返ってきました。

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なんと既にシステム自体は存在しており、海外では試験的に導入されているとのこと。

しかし、「天候やカメラアングルなど最適な条件が整ってないと精度が落ち、誤審が増える」とのこと。

いつかは導入される可能性は高いかとは思いますが、まだまだ先になりそうですね。


※本記事は、2023/12/7執筆時のものです

サムネイル:PIXTA

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