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3番今岡、4番岡田…来季の阪神コーチ陣の全盛期成績でベストオーダーを組んでみた

  • 2023.12.23
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2023年シーズン、阪神タイガースは岡田彰布監督のもと、実に38年ぶりの日本シリーズ制覇を達成しました。

阪神タイガースは日本一を2度達成していますが、岡田彰布監督は、選手と監督の両方で日本一を経験しています。

2005年を最後にリーグ優勝から遠ざかっており、2016年には「超変革」をスローガンに掲げ、ドラフト戦略、若手育成の強化を目指し、2016年〜2018年は金本知憲監督、2019年〜2022年は矢野燿大監督が育成路線を継続し、再度岡田監督へバトンタッチ。2023年に、超変革の集大成として「アレ」を勝ち取りました。

監督以外にも、優秀なコーチ陣がいてこその優勝。来季も顔ぶれが変わらず、今年優勝経験をしたコーチ陣は2年連続の優勝を目指し、今季までアマスカウト担当だった渡辺亮氏さん、阪神Womenの監督だった上本博さんが二軍コーチに就任。そのほか大きな変動はなく、来季もほぼ同じコーチ陣で選手たちを指導する形となりました。

今回、コーチ陣の現役時代の全盛期の成績を基に、以下条件でベストオーダーを組んでみました。
・NPB在籍時の成績
・成績表記は現役中最も成績が良かった年
・投手陣は先発1人、中継ぎ1人、抑え1人

阪神コーチ陣ベストオーダー(野手)

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TRILL作成

1番 センター 工藤隆人(来季:ファーム外野守備走塁コーチ)
2008年成績 試合:104 打率:.256 本塁打:0 打点:12 盗塁:8

日本ハム時代の2007年途中からレギュラーを奪取しリーグ優勝に貢献。2008年には、自己最多となる104試合に出場しました。日本ハム、巨人、ロッテ、中日という複数の球団で、俊足を生かした守備や代走で重宝されました。


2番 レフト 田中秀太(来季:ファーム内野守備走塁コーチ)
2000年成績 試合:113 打率:.251 本塁打:1 打点:17 盗塁:5

主に内野を主戦場としていましたが、編成上レフトで選出。バントなどの小技が光り、俊足巧打の野手として活躍しました。下柳選手が激怒したプレーは今でも度々ファンの間で話題となる選手です。


3番 サード 今岡真訪(来季:1軍打撃コーチ)
2005年成績 試合:146 打率:.279 本塁打:29 打点:147 盗塁:1
打点王、ベストナイン

阪神タイガースに入団した初年度から98試合に出場し、優れたバッティングで注目を集めました。阪神がリーグ優勝を果たした2005年には、シーズン打点記録で、小鶴誠さん、ローズさんに次ぐ歴代3位となる149打点を記録し、見事打点王に輝くなど、勝負強いプレーでチームを牽引しました。2003年のオールスターファン投票では、現在も歴代最多投票数となっている158万票を獲得しました。


4番 セカンド 岡田彰布(来季:1軍監督)
1985年成績 試合:127 打率:.342 本塁打:35 打点:101 盗塁:7
ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)

1985年は、吉田義男監督の下で5番セカンドとして活躍し、4月の巨人戦ではバックスクリーン3連発を記録。同年8月は、打率.429、10本塁打、31打点で月間MVP。35本塁打、101打点の好成績で21年ぶりのリーグ優勝と初の日本シリーズ制覇に貢献した球団のレジェンドです。


5番 ファースト 北川博敏(来季:ファーム打撃コーチ)
2004年成績 試合:133 打率:.303 本塁打:20 打点:88 盗塁:7

いつも笑顔を絶やさず、陽気なキャラクターとして知られていた北川選手は、ファンから「スマイリー」「アンパンマン」という愛称で親しまれていました。彼が2001年9月26日に打った「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」は非常に有名であり、野球界の伝説です。 2004年には、打率3割、ホームラン20本、打点88点と自身のキャリアハイの成績を残しました。


6番 キャッチャー 日高剛(来季:ファームバッテリーコーチ補佐)
2008年成績 試合:134 打率:.269 本塁打:13 打点:47 盗塁:1

入団初年度から、パンチ力のある打撃と強肩で一気にレギュラーの座を掴み78試合に出場しました。3年目の2000年〜2008年と長い期間にわたりオリックスの正捕手として活躍しました。
2008年には、自己最多となる134試合に出場し、打率、ホームラン、打点の全てでキャリアハイを達成しました。


7番 ショート 平田勝男(来季:1軍ヘッドコーチ)
1985年成績 試合:125 打率:.261 本塁打:7 打点:53 盗塁:6
ゴールデングラブ賞

「守備職人」とも言われた平田選手は、広い守備範囲と深い位置からでも矢のような送球を放つ強肩の遊撃手として1984年から1987年まで4回のゴールデン・グラブ賞を受賞し、85年のリーグ優勝と日本一に貢献。選手時代は、岡田監督と二遊間を組みました。


8番 ライト 筒井壮 (来季:1軍外野守備走塁コーチ)
2003年成績 試合:59 打率:.291 本塁打:2 打点:8 盗塁:1

主に代打で活躍した筒井選手は、一軍公式戦37試合の出場で打率.214を記録。その後、ファームと呼ばれる二軍のウエスタンリーグで1998年にウエスタン・リーグ首位打者を獲得。2000年には、ファーム日本選手権制覇に貢献し最優秀選手に選ばれました。2003年、59試合に出場し、打率.291、2本塁打を記録しています。

阪神ベストオーダー(投手)

先発 安藤優也(来季:1軍投手コーチ)
2008年成績 登板:25 防御率:3.20 勝敗:13勝9敗 奪三振:111

入団から3年間は、主にリリーフとして活躍しましたが、2005年に先発へ転向すると11勝を記録し、チームのリーグ優勝に貢献しました。2008年には自己最多となる13勝をあげエース格としても活躍しましました。


中継ぎ 久保田智之(来季:1軍投手コーチ)
2007年成績 登板:90 防御率:1.75 勝敗:9勝3敗 ホールド:46 奪三振:101
最優秀中継投手

「ジェフ・ウィリアムスの“J”」「藤川球児の“F”」「久保田智之の“K”」この3人の頭文字を並べて“JFK”の一角を務めた名投手。2007年には年間90試合に登板。これはプロ野球最多登板記録です。2007、2008年には最優秀中継ぎ投手を獲得しました。通算444試合、41勝、47セーブ、117ホールド、防御率3.16の好成績を残しています。


抑え 福原忍(来季:ファーム投手コーチ)
2013年成績 登板:50 防御率:1.20 勝敗:4勝0敗 ホールド:14 セーブ:14 奪三振:38
最優秀中継投手

2011年から5年連続50試合登板を達成し、2013年シーズンは中継ぎとして開幕を迎えるも、シーズン途中からクローザーに定着し活躍しました。2014年からは中継ぎに再度転向し、自身初のタイトルである、最優秀中継ぎ投手賞を獲得。2015年には39ホールドポイントで2年連続の最優秀中継ぎ投手に選ばれました。


※情報は12月21日時点のものです。

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