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大人が意外と間違える算数「24+0÷4÷2–1の答えは?」《小学生でもわかる》

  • 2023.11.26
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「小学校で習う四則計算なんて簡単にできる!」と思っていても、多くの方が間違えてしまう問題があります。

大人になると電卓やパソコンで計算することはあっても、暗算の機会が少なくなってしまうので、計算の規則を忘れてしまっているのです。

皆さんは、小学校で習った計算の規則をしっかり覚えていますか?

忘れてしまった方は、ぜひこの機会に学び直しをしてみましょう。暗算は老化防止や脳トレにも最適です!

問題

次の計算をしなさい。
24+0÷4÷2–1

ぜひ暗算で計算をしてみてください。

答えが「2」や「25」になっていないでしょうか。この答えは間違いですよ!

 

さて、今回の計算の答えは「23」です。

解説

四則の混ざった計算で注意しなければいけないのは、計算の順序です。

そのまま前から計算してはいけません。

【計算の順序】
①かけ算・わり算
②たし算・ひき算

今回の場合、前から「24+0」と計算してしまうのは、間違いですね。

 

まずは、わり算から計算しなければいけません。

では、「わり算部分」だけを取り出して考えてみましょう。「0÷4÷2」という計算です。

ここでよくある間違いは、「2」としてしまうことです。確かに「4÷2=2」は正しいですが、はじめの0を無視してはいけません。

この計算はわり算だけなので、前から計算しましょう。

0÷4=0→0÷2=0となるので「0÷4÷2=0」です。

0は、どんな数で割っても結果は0ですね。

よく勘違いされますが、「0で割る(◻︎÷0)」というのは計算できません。しかし「0を割る(0÷◻︎)」のは必ず0です。

 

さて、今回の問題のわり算部分を計算したので、あとはたし算・ひき算です。

24+0–1=23というのが答えです。

 

これらの計算をひとつにまとめると次のようになります。

24+0÷4÷2–1
=24+0–1
=23

まとめ

四則が混ざった計算は小学4年生で学習します。小学校の問題とは言え、普段電卓で計算している方には難しく感じたのではないでしょうか。

簡単な計算でも侮ってはいけません。基本的な計算規則をしっかりと確認をすることで、さらに難しい問題にも挑戦できるはずです!


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。