外出先で「気づいたら充電が残りわずか…!」となったことはありませんか?スマホのバッテリーが切れてしまうと何もできなくなってしまいますよね。そんなときにモバイルバッテリーがあれば、場所を問わずいつでもスマホの充電が可能です。
しかしモバイルバッテリーも種類が多く、スマホに合ったものを!と言われても何を選んだらいいのか迷いますよね。あまり考えずにネットで購入したものが、すぐに壊れてしまった…という経験がある方も多いはず。
今回はモバイルバッテリーを選ぶポイントを解説していきます!
モバイルバッテリーを選ぶポイント
モバイルバッテリーを選ぶ際、お使いのスマホとの整合性も重要になってきます。ご自身のスマホのスペックや機能を確認しながら探していきましょう。
1.バッテリーの容量
バッテリーには「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で容量が表記されています。
昨今のスマホは大体3,000~5,000mAh前後が平均です。例えばiPhone15で3,349mAh、iPhone15Pro Maxで4,422mAhです。
Androidの場合は機種名でバッテリー容量を確認してみてください。「Galaxy Z Flip5 バッテリー容量」などで検索すると確認できますよ。機種名がわからない場合は本体の「設定」から「端末情報」「デバイス情報」などの中にあります。
モバイルバッテリーを選ぶ際は、5,000~10,000mAhで1~2回程度のフル充電が可能です。ただしバッテリー容量が大きくなれば、モバイルバッテリー本体のサイズも大きく重くなります。持ち歩くことを考えて容量もサイズも小さめにするというのもひとつの方法ですね。
2.急速充電規格
充電はなるべく早く終わらせたいですよね。急速充電に対応したモバイルバッテリーを使いたい場合も、お使いのスマホに合うものを選ぶ必要がありますよ。
昨今のスマホの多くはUSB PD(USB Power Delivery)が採用されています。その他にメーカー独自の規格であったり、Quick Chargeを採用しているスマホもあります。iPhone8シリーズ以降はUSB PDに対応しています。Androidの場合は「機種名 急速充電」などで検索してみてください。
3.最大出力数
モバイルバッテリーからの最大出力W(ワット)数を確認してください。W(ワット)は電圧(V)×電流(A)で計算できます。例えば「5V/2.4A」との記載があれば最大出力は12Wです。
急速充電するには15~30W程度が必要です。USB PDでは5V/3Aの最低でも15Wの出力が必要になりますが、機種によってはそれ以上のW数が必要なものもあります。
4.ケーブル
急速充電に対応したケーブルが必要です。
モバイルバッテリー購入の注意点
次にモバイルバッテリー購入時の注意点についてです。
1.安全認証について
電気用品安全法に基づいたPSEマークなどのマークがあるかどうかを確認しましょう。モバイルバッテリーが適切な安全基準に準拠しているものを選ぶようにしてください。
2.安全機能と保護機能
スマホを過充電や過熱から保護する安全機能が搭載されているものを選ぶようにしましょう。スマホ本体が故障してしまったら悲しいですよね。
3.製品保証とサポート
保証期間やサポートについてです。モバイルバッテリーも劣化しますが、実は回収してくれる場所が少ないのが難点です。メーカーが回収してくれるかどうかも確認しておくといいですよ。
まとめ
モバイルバッテリーは価格よりも、信頼のあるメーカーから安全性を考慮して選ぶのがおすすめです。デザイン性の高いものや安価なものありますが、モバイルバッテリー自体やスマホの故障につながってしまわないよう、選ぶポイントを参考にしてみてくださいね。
ライター:津田マリリン(@marilyntsuda)
スマホ・アプリライター。Androidアプリ開発の知識を活かし、スマホやアプリの魅力を発信。
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