なかなか周りに相談しづらい家族間のモラハラ。気付いていないだけで、もしかすると身近な人もモラハラに苦しんでいるかもしれませんよね。そういった時に、味方が一人いてくれるだけで、心もずいぶん軽くなるはず。
本記事では、夫のモラハラに困っていた女性の前に現れた“心強い味方”についてご紹介します。
誰よりも心強い味方
夫のモラハラ気質を改善するきっかけとなったある出来事について、パート勤務の30代女性が教えてくれました。
私の夫は、自分の思い通りにならないとすぐ機嫌が悪くなり、周りの空気を悪くするような性格でした。
そんな夫の機嫌を伺うような生活に少し窮屈さを感じ始めた頃、義母が遊びに来ました。私への当たりが強く、私をバカにするような発言をする夫を見た義母が、突然、
「小さな男だね」
と呟いたのです。
実は私の夫のモラハラ気質は亡くなった義父譲りなようで、義母は自分がこれまで我慢して義父に言い返せなかったことを後悔していて、同じように振る舞う夫に我慢できなかったそう。
何か吹っ切れた様子の義母は「じいさん(義父)に言えなかった分あんたには言うからね」と夫に宣戦布告。
普段穏やかな義母から想像のつかない発言に私も夫も驚きました。
それから本当にことあるごとに夫に注意してくれる義母。そして私もしっかりしようと冷静に夫と対話することができて、夫も以前よりだいぶ丸くなりました。
今でも義母は「私はあなたの味方だからね」と心強い言葉をくれます。
第三者の声はありがたい
こちらの投稿には、こういったコメントが寄せられました。
1番いいパターンかも
自分で気づくことが大事だけど、「それ、モラハラだよ」と本人に言っても伝わらないし、逆撫でするだけということが多いですよね。お義母さんではなく奥さんが「小さい男だね」と言っていたら悪化していたかもしれません。
第三者が言って教えてあげなければ本人も気づかないのですよね。周りに相談しても「それくらいうちもある」とよくわかってもらえないので、相談相手がモラハラの経験者というこのパターンが1番いいと思いました。
周りにどうしてもわかってもらえない、話せない、相談できないときは公的機関に頼るしかない。モラハラ夫に苦しんでいる他のご家庭もどうか解決できますように。(30代・女性・会社員)
一番近いところに味方がいて羨ましいです。
私の元旦那もモラハラ気質で困っていましたが、義母がさらに私を追い詰めるようなことばかりしてきて、その後離婚しました。あの義母にこの話を見せてあげたいくらいです。
モラハラ気質な夫には母親の言葉は一番効きますから、息子の肩を持つのではなくだめなものはだめとしっかり言ってくれるお義母さん、頼もしいです。(50代・女性・主婦)
夫婦だけで解決しようとすると、逆に悪化してしまう可能性もあるのですね。
共感する人も多数
似たような経験のある方からは、こういった声も。
私の夫も感情的になると後先考えず言いたいことを言うタイプで、かつては義母もそういうタイプだったので、彼の実家に遊びに行くと必ず口論になり、次の日に「言い過ぎた、ごめん」を繰り返す家でした。
ですが、私たちに子どもができると、義母も孫をとても大事にしてくれて、それからは私の味方になってくれるようになりました。
今までは言われたことに対して悲しくなったり、傷ついたりしていましたが、「あなたは母親として、妻としてよくやっている」と言ってくれる義母に励まされ、冷静に、夫は感情任せに言っているだけと受け止められるようになりました。(30代・女性・会社員)
私の夫も義父も、よく言えば職人気質のワンマンタイプ、悪く言えば自分が正しく男尊女卑です。義理母も「息子と夫(私の夫と義父)は似ている」と言っています。
義実家とはあまり仲良くありませんが、義母との共通の話題は「夫が機嫌を損ねたら、無視。家庭内別居」について。
義母とお互い「夫がこんなことで機嫌を損ねた」と情報共有しています。(30代・女性・会社員)
相手に振り回されすぎないことが大切なのかもしれませんね。
中には仕返しした人も
モラハラを受けていた方の中には、思い切った仕返しをした方も。
モラハラな夫はいつも自分が優先されるのが当たり前の人。私が少しでも意見を言うと説教2時間、私が土下座するまで怒り続けます。
私はずっと我慢していましたが、ある日夫の要望により、我が家でホームパーティを開いた際に、料理を用意して社員の皆様が寛いでいるときに、今までこっそり隠し録りしていた夫の音声を流しました。
その後、夫は会社の人から「モラハラするなよ!」と言われるようになったそうで、録音を恐れて私にモラハラすることもできなくなりました。ざまあみろと思っています。(40代・女性・主婦)
周りの人に協力してもらい、第三者から注意してもらうのも方法の一つですね。
遠慮せず周りに頼ろう
歯止めが効かず、大きな事件になってしまう可能性もあるモラハラ。「相手と自分は違う」ということを心に留め、相手を大切にする気持ちを持ち続けなければいけませんね。
両親や友達などに相談できないのであれば、公的機関に頼ることも一つの手。一人で抱え込まないことが何より大切です。
編集:TRILLニュース編集部
提供:パート勤務/30代女性
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