同じ日本でも全然違う！？トラベルライターが感じた、関東と関西のおもしろい違い

2024.3.3

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

言語や人種、歴史や文化など、ありとあらゆるものが異なる海外と日本で違いを感じることは当たり前かもしれません。しかし一方で私たちが暮らす日本国内であっても地域によって「全然違うなぁ…」と、ついつい思ってしまうことはありませんか？

今回は生まれてから20年以上を大阪で過ごし、現在は東京在住の筆者が感じる、上京して驚いた関東と関西の違いについて紹介したいと思います。

エスカレーターの立ち位置が左右逆

今でも月に2回は大阪を訪れる筆者ですが、いつになっても戸惑ってしまうのがエスカレーターの立ち位置です。関東では左側に、関西では右側に立つのが一般的ですが、同じ関西でも京都は左側がスタンダードだったりと、エスカレーターの立ち位置は地域によって異なるおもしろい習慣のひとつではないでしょうか。

また大阪府内であっても、左側に立つ人の多いエスカレーターが実は存在していたりします。それが東京発の新幹線が到着する新大阪駅の降車ホームのエスカレーターです。理由は東京から大阪へ訪れた人が真っ先に利用するためだと推測できますが、こうした習慣も西と東のおもしろい違いのひとつですね。

動く歩道を歩いて利用する人の割合

同じエスカレーター繋がりで筆者が上京してからおもしろいと感じたのが、「動く歩道」を歩いて利用する人の割合です。

大阪府民ならほぼ必ず一度は利用したことがある梅田駅の動く歩道。実はこの梅田の動く歩道ではほとんどの人が歩いて利用しています。一方で関東では動く歩道を停止して利用する人の姿を多く見かけます。動く歩道は歩いて利用するものだとばかり思っていた筆者にとって、この違いはカルチャーショックでした。もしかすると、関西人の方がせっかちな気質の人が多いのかもしれませんね！

飲食店のラインナップが全然違う！

上京して街を歩いたり、車を運転したりする時に驚いたことの1つが飲食チェーン店のラインナップが全然違うということです。

関西では馴染み深かったチェーン店が関東にはほとんど出店していなかったり、逆に関西ではあまり見かけないチェーン店が関東ではびっくりするくらい多店舗で展開されていたりと、地域が違えばあたりまえの話ではありますが、街の様子が全然異なるところも、西と東の新鮮な違いのひとつですね！

電車の中の空気感

それぞれの地域の県民性を強く感じるのが電車の中の雰囲気です。大阪では電車の中で会話が飛び交い、少しざわざわした空気感が日常的な風景なのに対して、東京の電車では会話控えめの静かな空気感が一般的。

今では東京に慣れた筆者にとって、久しぶりに大阪の電車に乗車すると、思わず懐かしさを感じてしまうほど、その違いは顕著に感じられます。大阪人のおしゃべり好きな県民性を感じるおもしろい違いなのかもしれませんね。

3色おはぎのラインナップ

そして実は関東と関西で3色おはぎのラインナップが異なることはご存知でしたか？

東西ともにあんこ、きな粉までは同じですが、異なるのが3色目。関東では黒ゴマのおはぎが一般的ですが、実は関西のおはぎの3色目というと青のりなのです。理由は諸説あるそうですが、一説によると薄味好きの関西人にとって、香り豊かな青のりが支持されたのだとか。関東出身の知人に聞いてみたところ、青のりのおはぎは全く想像すらできないのだそう！こうした食文化も地域によって異なるおもしろい違いですよね！

値段への価値観の違い

また値引き文化のイメージが強い関西ですが、モノの値段に対する価値観も上京して感じた西と東の違いのひとつです。

「これいくらしたと思う？XX円で買えてんで」と、安くモノを購入できたことを伝えてくる関西人が多いのに対して、「これXX円もしたけど、すごくいい買い物だった」と、多少高くてもいいモノが購入できたことを伝える関東人と、重要視するポイントが正反対。東京と大阪の両方で暮らしたことのある人の中には、違いを感じたことがあるという方も多いのではないでしょうか？

同じ国内でも違いはたくさん！

日本の二大都市とも言われる東京と大阪ですが、比べてみると実はちょっとした違いがたくさんあることが分かります。同じ日本国内であっても文化や習慣など、よく観察してみると各地域によってそれぞれの色や特徴が存在しています。他の地域にルーツのある人と話す機会があれば、ぜひこうした地域による違いで盛り上がってみてくださいね！

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ライター：けんちょ（Instagram/Webサイト）
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数26カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。