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「観光客しか乗らないってホント!?」東南アジアの謎多き乗り物“トゥクトゥク”を解説!

  • 2024.3.11

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

これまでに世界26カ国を訪れたことのある旅好きの筆者ですが、東南アジアは特にお気に入りの地域のひとつ。ほどよく異国感があり、比較的短い日数で行けることから頻繁に訪れています。

そんな東南アジアを旅する際に、筆者が現地でよく利用するのが、“トゥクトゥク”と呼ばれる交通手段。帰国する度に「日本にもあったらいいのにな…」と、ついつい思ってしまう東南アジアならではの乗り物です。そこで今回は、たくさんの魅力が詰まった“トゥクトゥク”について紹介したいと思います。

“トゥクトゥク”ってどんな乗り物?

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筆者撮影

トゥクトゥクとは、バイクの後方を改造した三輪のバイクタクシーのこと。タイやベトナム、カンボジアなど、東南アジアを中心に広く流通している乗り物で、その名の由来はエンジン音が「トゥクトゥク」と鳴っているように聞こえるからなのだとか。

一見すると同じような乗り物でも、実はインド圏では「オートリキシャ」と呼ばれ親しまれているなど、地域によってその名前が違うということもあるのだそう。こういった旅で感じる異国の文化もおもしろいですよね!

トゥクトゥクの料金や乗り方は?

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筆者撮影

街中や観光地を訪れると、必ずといっていいほどドライバーたちが所狭しと並び、客引きを行っています。そのため、トゥクトゥクは探さずとも簡単に見つけることができるのも嬉しいポイント◎。

また、トゥクトゥクにはタクシーのような“メーターが存在しない”ことも特徴のひとつ。乗車方法は少し変わっており、客引きを行っているドライバーに目的地を告げて、乗車前に料金の交渉をするところからスタートします。特に観光客には相場よりも高い価格が提示されるため、ぼったくりに合わないためには事前にある程度の相場感を調べておくことが大切です。乗車料金が決まれば、あとは後部座席に乗り込んで、目的地まで座っているだけでOK!

乗車するためには価格交渉が必要となり、時にめんどくさくなってしまうこともありますが、海外ならではの非日常的な体験が楽しめる点も筆者が思うトゥクトゥクの魅力です。

意外と現地の人はあまり乗らない

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筆者撮影

現地在住の友人に聞いてみたところ、実はトゥクトゥクを利用している人のほとんどが観光客で、現地の人はあまりトゥクトゥクを利用することはないのだとか。その理由は、“乗車料金”にあります。

実は、東南アジアではトゥクトゥクはタクシーよりも乗車料金が高いことが多く、その地域の交通事情に詳しい現地の人たちは、より安価なバスや電車といった公共交通機関を利用するのだそう。ピンポイントで目的地に向かいたい場合であっても、より快適で、より安価なタクシーという移動手段が存在しているため、あくまでトゥクトゥクは“観光客向けの移動手段”なのだそう。

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出典:PIXTA

これだけを聞くとなんだか損な気がするかもしれません。しかし、オープンエアーで景色や街の喧騒などを感じられるトゥクトゥクは観光客にはぴったりの移動手段ではないでしょうか。

筆者もその街ならではの空気感や非日常感が感じられるトゥクトゥクがとても好きで、東南アジアへ訪れた時にはいつも利用していますよ!

日本ではあまり見かけないのには理由がある

トゥクトゥクをはじめとした三輪バイクは、実は日本でも公道を走ることができます。しかし、乗客を乗せてお金をもらうといった東南アジアと同じような活用は日本の法制度上できないのだとか。それこそが、日本ではあまり見かけない理由かもしれません。

また価格は交渉制だったり、お世辞にも快適とは言えない車内だったりと、初めて乗る際は少しハードルが高く感じられることも…。しかし、旅の醍醐味といえば「非日常を味わうこと」ではないでしょうか?せっかく東南アジアを訪れたのなら、ぜひ現地ならではの空気感が味わえる“トゥクトゥク”にチャレンジしてみてくださいね!

 

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です
※記事内の画像にはイメージが含まれます



ライター:けんちょ(Instagram/Webサイト
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数26カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。