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大人が意外と分からない「いいね数25Kっていくつ?」《SNS世代なら分かる問題》

  • 2023.10.10
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現代の多くの方は、なにかしらのSNSをやっているのはないでしょうか。

フォロワー数、再生回数、いいね数が、数千や数万となるようなインフルエンサーもおり、

よくMやKを用いて表示されていることがありますよね。

今や、このような表記はZ世代と呼ばれるSNS世代の若者の方が馴染み深いかもしれません。

この数字の表記、どういう意味だろうと思ったことはありませんか?

今回は、数字の表記に関する問題です。

問題

「いいね数25K」、これっていくつのこと?
A. 250
B. 2,500
C. 25,000
D. 250,000

この「K」はいくつを表しているのでしょうか。

そして、どういう意味かご存知でしょうか。

 

さて、今回の答えは「C. 25,000」です。

解説

25Kと表したとき、これは25,000となります。Kというのは「千」を省略して書いたものです。

「25千」というのは、おかしな表現に見えますが、「千」のもうひとつ上の位は「万」ですよね。

なので、「2万5千」を表すことになります。

 

では、なぜ「千」をKで表したのかと言うと、「キロ(kilo)」の頭文字を取っているからです。

キロメートル(km)やキログラム(kg)の「キロ」です。

そもそも単位というのは、基準になる単位に「接頭語」をつけて、大きな単位や小さな単位を作っています。

例えば、長さの単位の基準は「メートル(m)」です。

単位がメートルのみだと、長さを表すのに不便なことがあるので、接頭語をつけて、様々な大きさを表すのです。

キロメートル(km)
センチメートル(cm)
ミリメートル(mm)

さらに小さいものだと、マイクロメートル(μm)、ナノメートル(nm)というのも聞いたことがあるでしょうか。

メートルの前についている言葉が「接頭語」です。

その中で「キロ(kilo)」は、1,000倍を表しています。「1km=1,000m」ですよね。

 

大きな数になると、記載するのが長くなってしまうため、SNSでもこのような表現を使って省略がされるようになったと考えられます。

キロより大きな接頭語はというと、次のようなものがあります。

メガ(M)
ギガ(G)
テラ(T)

パソコンやスマホの容量、スペックを表すのに使うことがありますね。

では、「再生回数1.5M」と表したときのMはメガなのかというと、実は違うのです。

この場合のMは英語の「Million」から来ています。100万という意味です。

つまり、1.5Mは「150万」と言うことになります。

ただ、メガ(M)も同じく100万を表す接頭語なので、こちらの意味で捉えたとしても同じ数を表すことになります。

まとめ

普段、何気なく見ている数にもこのような意味があったことをご存知でしたでしょうか。

Kは1,000、Mは100万と覚えておくと、きちんとした数字に直すことができますね。


文・監修:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。

編集:TRILLニュース