「虎落笛」という漢字を見たことはありますか?
「虎落笛」は冬によく聞くある音を表した言葉です。
今回は「虎落笛」の読み方や意味、由来をご紹介します。
「虎落笛」の読み方
「虎落笛」は、熟字訓の読み方をするので知らなければ読めない難読漢字です。
熟字訓とは当て字の1つで、漢字2字以上の熟字に、言葉の意味のみを優先して読み方を当てたものを言います。 例:昨日(きのう)
「虎落笛」は「笛」という漢字からわかるように、ある笛のような音を表す言葉です。
しかし「虎」や「落」という漢字は読み方や意味には関係ありません。
ヒントは「〇〇〇ぶえ」
読み方はわかりましたか?
正解は「もがりぶえ」です!
「虎落笛」の意味
「虎落笛」の意味を辞書で調べると下記のとおりです。
冬の激しい風が竹垣や柵 (さく) などに吹きつけて発する笛のような音。
引用:デジタル大辞泉(小学館)
冬の冷たい風が、外の竹垣や柵に当たって「ビュービュー」などと鳴る音を表しています。
「虎落」とは、竹を組み合わせて縄で結んだもの。垣根や塀として家の囲いとしたり、物干しなどにも使われていました。
また『月と虎落笛のインソムニア』という、ボーカロイド鏡音レンによる楽曲があります。
「インソムニア」は不眠症という意味です。
民族調の曲と古文調の歌詞が特徴。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
「虎落笛」の由来
「虎落」は城郭を守るための施設の1種とも言われています。
「虎落」という字は、中国の城塞の周りにある施設に「もがり」という読み方が当てられました。
「模雁」「茂架籬」と書く場合もあります。
まとめ
いかがでしたか?
「虎落笛」の読み方は「もがりぶえ」でした!
「音」に関する難読漢字は他にもたくさんあるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!