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ええ、読めないぞ…。「斜陽」はなんと読む?読めたらすごい難読漢字!

  • 2023.10.6
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「斜陽」という漢字を見たことはありますか?

太宰治の小説『斜陽』で知っている方もいるかもしれません。
「日」について表す言葉でしたが、太宰治の『斜陽』によって新たな意味が追加されました。

今回は「斜陽」の読み方や意味をご紹介します。

「斜陽」の読み方

まずは「斜陽」の漢字を見ていきましょう。

「斜」の読み方は【シャ・なな(め)・はす】

「陽」の読み方は【ヨウ・ひ・ひなた・いつわ(る)】

上記の中から上手く組み合わせると、正解の読み方になります。

読み方はわかりましたか?

 

正解は「しゃよう」でした!

「斜陽」の意味

「斜陽」を辞書で調べると下記のとおりです。

1.西に傾いた太陽。また、その光。夕日。夕陽(せきよう)。斜日。
2.勢威・富貴などが衰亡に向かっていること。没落しつつあること。「―産業」

引用:goo辞書

このように「斜陽」は夕日を表す言葉ですが、「斜陽産業」など勢いが衰えた様子も表すことも。

また勢いが徐々に衰える様子を表す言葉として「衰退」もあります。

「衰退」は直接的に表現する際に使うのに対し、「斜陽」は間接的に比喩表現として使います。

「斜陽」の由来

「斜陽」の意味は、太宰治の『斜陽』という小説が由来と言われています。

『斜陽』は上流階級の人々が没落していく様子を描いた作品です。

これが元になり、勢いがあったものが徐々に衰えていく様子を表す言葉になりました。
当時は「斜陽族」という言葉が流行したとか。

『斜陽』は1947年に出版されましたが、それまで『斜陽』は西に傾いた太陽、夕日という意味しかなく、この作品がきっかけで、辞書に「没落」の意味が加えられたのでした。

太宰治の記念館は「斜陽館」という名前がついています。

まとめ

いかがでしたか?

「斜陽」の読み方は「しゃよう」でした!

太宰治の『斜陽』を読んだことがない方は、ぜひチェックしてみてくださいね!