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「今更聞けない…。」結局のところ、【Excel】と【Googleスプレッドシート】の違いってなに?→解説します

  • 2023.10.22
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写真:PIXTA

最近よく耳にするスプレッドシートという表計算ができるGoogleのサービス。業務によっては積極的に活用している企業もあるといいますが、同じく表計算ができるExcelとは一体なにが異なるのでしょうか。そこで今回はExcelとGoogleスプレッドシートの違いについて解説。気になるふたつの互換方法についても解説するので、関心のある方は最後まで読んでみてください!

ExcelとGoogleスプレッドシートの違い

Microsoftが主導するExcelとGoogleが主導するスプレッドシートはいずれも表計算ができるソフトとサービス。利用者は圧倒的にExcelのほうが多いですが、近年はスプレッドシートを使っている人も増加しています。
というのも、基本的な機能はExcelと同じで、高度な関数を使用しないかぎり、Excelの代用として十分使うことができるからです。そのうえ互換性もあるので業務上全く問題がないのです。

[ExcelとGoogleスプレッドシートの違い]

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画像:筆者撮影

仕事で活用するうえでもっとも大きな違いがあるのはネットワーク環境。Excelは基本オフラインで作業するのに対し、スプレッドシートはオンライン環境が必須になります。複数のメンバーとファイルを共有しやすくなりますが、オンライン上での作業はデータ漏洩の危険もあり、それぞれメリット・デメリットがあります。
また、利用できる関数はExcelのほうが多く、高度なデータベースを作成可能です。とはいえ、一般的に業務で使用する関数はExcelとスプレッドシートも変わらないので、そこまで深刻に考える必要はなさそうです。

Excelの特徴

改めて解説すると、Excelはパソコンにインストールして使用する高度な表計算ソフトです。ネット環境がなくても作業ができるのが大きな違いといえます。

[Excelの特徴]
・インストール型
パソコンにソフトをインストールして使います。動作が安定し快適に動作します。

・有料
機能に制限がある無料のオンラインサービスもありますが、基本的には有料版のExcelを使用されています。ライセンスの買い切りプランとサブスクサービスがあり、価格が異なります。

・関数のほかフォントや罫線で扱える種類・機能が多い
高度な関数を扱えます。またパソコンに入っているフォントを表示できるほか、罫線の種類も多いです。紙で出力した資料を作成するのはExcelのほうが断然向いています。

Googleスプレッドシートの特徴

Excelと比べ関数や機能は制限されますが、基本性能はさほど変わりません。オンライン上で作業するのに長けています。

[Googleスプレッドシートの特徴]
・クラウド型
ソフトをインストールする必要はなく、ネット環境さえあれば作業可能です。また他者とファイルを簡単に共有できるうえ自動保存もするので、データ消失の心配がほとんどありません。さらに、スマートフォンからでも簡単にアクセス・編集できるのも利点です。

・無料
Googleアカウントを取得するだけで使用できます。

・データベースとして活用するのには不向き
簡単な表を作成し共有するのは得意ですが、複雑な関数を使用したデータベース作成は不向き。また複数人数で同時に編集すると、時としてカオスな状況になることも…

Excelとスプレッドシートの互換性

気になるExcelとスプレッドシートですが、安心してください、互換性があります。Excelでスプレッドシートのファイルを閲覧・編集することも、スプレッドシートでExcelのファイルを閲覧・編集することも可能です。ただし、高度の関数はスプレッドシートに反映されなかったり、フォントや罫線などのデザインが変更されることもあるので注意しましょう。

[Excelからスプレッドシートに変換する方法]
1.スプレッドシートを開き、「ファイル」から「インポート」をクリック

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画像:筆者撮影

2.「ファイルをインポート」というダイアログが表示されるので、「アップロード」に選択しファイルをドラッグ
※または「デバイスのファイルを選択」からインポートしたいファイルを選択

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画像:筆者撮影

3.「ファイルをインポート」というダイアログが表示されるので「データをインポート」をクリック

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画像:筆者撮影

また、GoogleドライブにアップロードしたExcelを開き、[ファイル]から「Googleスプレッドシートとして保存」をクリックすることでも容易に変換できます。

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画像:筆者撮影

[スプレッドシートからExcelに変換する方法]
・[ファイル]タブから「ダウンロード」、「Microsoft Excel(.xlsx)」の順に選択

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画像:筆者撮影

使い分けて活用すると便利

今回はExcelとGoogleスプレッドシートについて解説しました。いずれも同じ表計算ソフト・サービスですが、得意とするところがそれぞれ異なります。現時点ではデータベースや資料作成はExcel、情報共有するのはスプレッドシートとして活用するのが便利そうです。ぜひこの機会に導入を検討してみてください!



ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集:TRILLニュース