「ついついやってたわ…」【Excel】やりがちな“NG行為”と対処法

Excelの作業にミスはつきものですが、できることなら未然に防ぎたいもの。

今回は、Excel初心者がやりがちなNG行為を2つご紹介します。ミスの内容を前もって把握しておくことで対策も立てやすくなるので、ぜひこの記事を読んで対処法を学んでみてください！

1.ファイルやシートに名前をつけない

まずは初歩中の初歩のNG行為。Excelを新規で作成し保存しようとすると、標準では「Book1.xlsx」と表示されますが、このまま保存してしまうと内容がわからないファイルが作成されてしまいます。

1つ、2つと複数になるといちいちファイルを開く手間も増えるので名前はつけておきましょう。

またExcelファイル内のシートを利用する際も面倒がらずに名前をつけましょう。標準の「Sheet1」「Sheet2」のままだ中身がわからず、いちいち切り替えなければなりません。

変動しやすい数値を計算式に入れて表を作成する際、多くの方が「*1.1（消費税率10%計算）」のように入力しますが、この使い方はおすすめできません。

というのも、数値が変動するたびにすべてのセルに計算式を反映しなければならなく、当然ながらミスが発生してしまうからです。
解決法としては、別のセルに数値を入力し、計算式にそのセルを参照するだけ。数値が変動した際も、該当のセルの数値を再入力するだけですべてのセルに反映されます。

なお、セルを参照する際は「絶対参照」を使用し、「$（列）$（行）」と入力しましょう。「$」を付けない相対参照にしてしまうと、下のセルにコピーした際、何も入力されていないセルを参照してしまいます。

今回はExcel初心者がやりがちなNG行為とその対処法についてご紹介しました。注意をしながら作業するのにも限界があるので、ぜひこの機会に正しい方法をマスターしてみてください！

ライター：ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。