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【甲子園】大谷翔平の“意外すぎる成績”!メジャーで活躍する日本人選手たちの高校球児時代!

  • 2023.8.21
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出典:beeboys/Shutterstock.com

現在開催されている「第105回全国高等学校野球選手権記念大会」、通称「夏の甲子園」。各都道府県の地方大会を勝ち上がった代表校が、日本一を目指して阪神甲子園球場で熱い戦いを繰り広げています。

その中には、将来プロ野球の世界でスーパースターになる選手もいるかもしれません。

メジャーリーグで活躍する、“あの選手”たちの高校時代を特集!

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出典:mTaira/Shutterstock.com

もちろん、WBCで侍ジャパンの世界一に貢献した選手やメジャーリーグで活躍する選手の中にも、“夏の甲子園”でプレーした選手は多くいます。

今回は、そんな現代のスーパースターたちの“高校時代”をTRILL読者の方に少しだけご紹介しようと思います。

大谷翔平選手(エンゼルス)

まずは、日本が世界に誇るスーパースター・大谷翔平選手(エンゼルス)

花巻東高校(岩手)時代の2012年に高校生としては史上初となる“球速160キロ”をマークするなど、当時から“二刀流”として活躍していましたが、実は甲子園ではそこまで目立った結果を残せていません。

大谷選手の甲子園出場回数は2回。最初の出場は2年生の夏でした。1回戦で4回途中から登板して150キロを記録しましたが、チームは7-8で敗れています。2度目の出場は3年生になる直前の春のセンバツ。この試合は初戦で大阪桐蔭高校と当たり、大谷選手はホームランを打っています。しかし、先発投手としては8回2/3を投げて9失点と打ち込まれ、またもや初戦敗退。最後の夏は岩手大会決勝で敗れ、甲子園出場を逃しています。

結果、大谷選手は二度出場した甲子園で1勝も挙げることができずに高校野球生活を終えることに。のちの活躍を考えると、少し“意外”な結果と言えるかもしれません。

藤浪晋太郎投手(オリオールズ)

そんな大谷選手が甲子園で唯一ホームランを打った相手が、同じくメジャーリーグでプレーする藤浪晋太郎投手(オリオールズ)

藤浪投手擁する大阪桐蔭高校(大阪)は、3年生春のセンバツ初戦で大谷選手擁する花巻東高校に勝利すると、勢いに乗ってそのまま優勝を果たします。同年夏の甲子園でも優勝を果たし、史上7校目となる甲子園での“春夏連覇”を達成。藤浪投手はエースとして、春と夏の甲子園で優勝投手になっています。

ともに190センチを超える高身長&150キロを超える速球を武器にする大谷選手と藤浪投手は、高校時代から注目を集める存在でした。そんな二人が、10年間のときを経てメジャーリーグの舞台でともにプレーしているのも、不思議な話かもしれません。

ダルビッシュ有投手(パドレス)

ちなみに当時、大谷選手は“みちのくのダルビッシュ”、藤浪投手は“浪速のダルビッシュ”と呼ばれていました。高校生で高身長の投手が現れると、“○○のダルビッシュ”と呼ばれるのはお決まりでもありますが、本家であるダルビッシュ有投手(パドレス)も甲子園で活躍した投手のひとりです。

東北高校(宮城)でプレーしたダルビッシュ投手は、2年生の夏から4季連続で甲子園に出場。最高成績は2年春の準優勝ですが、3年春の1回戦ではノーヒットノーランを達成、同年夏の甲子園では初戦から2試合連続完封勝利を挙げるなど、多くの高校野球ファンの脳裏に鮮烈に残る投球を見せてくれました。

菊池雄星投手(ブルージェイズ)

ブルージェイズでプレーする菊池雄星投手も、甲子園で活躍した投手のひとり。大谷選手と同じ花巻東高校(岩手)で、3年春には準優勝、同年夏にはベスト4と「東北勢春の甲子園優勝」にあと一歩まで迫りました(※その後、2022年夏に宮城の仙台育英高校が甲子園初優勝)。ちなみに、この時の菊池投手の活躍を見て、大谷選手は花巻東高校への進学を決めたと言われています。

吉田正尚選手(レッドソックス)

最後は、今年からレッドソックスでプレーし、1年目から好調なバッティングを見せてくれている吉田正尚選手。敦賀気比高校(福井)で、1年夏の甲子園にいきなりチームの4番打者として出場。敦賀気比高校と言えば福井県を代表する強豪校でもあり、そんなチームで入学わずか3カ月の1年生が4番を打つという快挙を達成しています。その後、2年春のセンバツ大会にも出場し、ベスト8入り。甲子園出場はこの2回のみですが、今に通じる“天才打者”っぷりをいかんなく発揮していました。

大谷選手、藤浪投手、ダルビッシュ投手、吉田選手ともに、高校時代からその実力は全国に知られており、「さすが、のちのメジャーリーガー」と呼ぶにふさわしい結果を残しています。

決勝戦は23日(水)!熱いプレーに注目しよう!

今まさに、甲子園でプレーする高校球児の中にも、5年後、10年後に彼らのようにメジャーリーグでプレーする選手がいるかもしれません。

TRILL読者のみなさんも、ぜひ高校球児の熱いプレーに注目してみてはいかがでしょう。


花田雪(Kiyomu Hanada)
1983年、神奈川県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心に大相撲、サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆。著書に『あのプロ野球選手の少年時代』(宝島社)『オリックス・バファローズはいかに強くなったのか』(日本文芸社)がある。

※記事内の画像はイメージです。

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