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りんご...じゃない!限定スイーツに何度も仰天したワケ「エンタメ性抜群」

  • 2023.8.25
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筆者撮影

デパ地下やスーパー、コンビニにも並ぶ愛されスイーツ、バウムクーヘンを日本に広めたのは、あのユーハイム。

全国に店舗を構えるおなじみのお店ですが、本店限定の特別なバウムクーヘンをご存じですか?バウムクーヘン好きが絶賛する逸品を、神戸生まれの筆者がご紹介します!

ドイツ人はバウムクーヘンを食べない?

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筆者撮影

ドイツ語でバウムは木、クーヘンはケーキの意味で、木の年輪のように生地を何層も重ねて焼き上げるケーキです。ドイツで本場のバウムクーヘンを食べてみたい!という人も多いと思いますが、じつはドイツではあまりお目にかかれません。

ドイツのバウムクーヘンはクリスマスなどに食べる高級菓子の位置付け。材料の配合などの規定がきっちり決まっていて、専用のオーブンや高い技術を必要とするため、限られた職人だけが作ることができる特別なお菓子なんです。ドイツでは作っているお店が少ないので食べたことがないという人もたくさん。

ドイツ人の友人は日本を旅行した時に初めて食べて、バウムクーヘンってこんなにおいしかったんだ!と感動。日本でこんなに愛されていることに驚いていました。

バウムクーヘン好きの聖地、ユーハイム本店

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筆者撮影

日本でバウムクーヘンを初めて作ったのは、ドイツ人のカール・ユーハイム。青島で洋菓子店を営んでいた彼が第一次世界大戦後に捕虜として日本に連行され、広島の物産陳列館で日本初のバウムクーヘンを紹介したのは1919年のこと。その後神戸にお店をかまえ、バウムクーヘンが日本中に広まっていきました。

現在は日本全国に約280店舗も展開するユーハイム。引き出物としてもおなじみなので食べたことがある人も多いと思いますが、神戸・元町に本店があるのをご存じですか?

この本店では、バウムクーヘン好きが絶賛する限定バウムが買えるんです!

本店限定の絶品!丸ごとりんごのバウムクーヘン

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筆者撮影

神戸元町本店オリジナルアッフェルバウム24
税込2,592円

日本では多彩なバウムクーヘンが作られていますが、びっくり仰天部門ではユーハイム神戸元町本店オリジナル「アッフェルバウム」が一番かもしれません。

初めて対面すると、まず見た目にびっくり!網目のネットで包まれた姿はりんごそのもの。赤いフィルムを外すと中からまん丸バウムクーヘンが出てきてまたびっくり!

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筆者撮影

ナイフを入れると、中から丸ごとりんごが出現し、またまたびっくり!

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筆者撮影

でもなんといっても一番の驚きは、おいしさ。しっとりとした手焼きのバウムクーヘンとシロップにじっくり漬けこまれたりんごを一緒に食べると、口の中に上品な甘みと酸味が広がって、「何これ!?おいしい~!!」と思わず叫んでしまいました。

生クリームやアイスと一緒に食べるのもおいしそうです。

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筆者撮影

丸ごと全部ひとりで食べたいぐらいですが、贈り物にすると喜ばれること間違いなし。今回は友人家族と一緒にいただいたのですが、エンタメ性もバツグンで大人も子どもも大絶賛でした。

〈店舗情報〉
ユーハイム本店
〒650-0022
兵庫県神戸市中央区元町通1-4-13
営業時間:11:00~19:00(2階ティーサロンは17:30ラストオーダー)
定休日:水曜日

※参考:ユーハイム公式HP



筆者:坪井由美子(TwitterInstagramBlog
ドイツ暮らし10数年の食いしん坊ライター。旅や食文化の記事を日本の新聞やウェブメディアなどで執筆。暮らすように旅をしながら世界あちこちで出会った面白エピソードを発信していきます!
編集:TRILL ニュース