5Gってホントに速いの...？ “4Gとの違い”や “買い替えタイミング”をスマホのプロが解説！

「いよいよ5Gがスタート！」と言われて3年が経過しましたが、普段スマホを使用していて5Gを実感したことはありますか？そもそも5Gとは何なのか知らない方も多いかもしれません。

今回は「聞いたことはあるけどイマイチ意味が分からない…」という方に向けて、5Gについてスマホ・アプリ専門ライターの津田マリリン（@marilyntsuda）さんが分かりやすく解説します。

5G（ファイブジー）をざっくり言うと「5世代（Generation）の通信システム」です。5世代ということは1世代もあるのか？と思いますよね。某女性芸人がネタに使っていた「しもしも～？」の大きな肩掛けの携帯電話の頃が第1世代になります。

携帯電話の使用歴が20～30年ともなる方にはイメージしやすいかもしれませんが、携帯電話を利用したコミュニケーションは音声のみだったのがテキスト（メール）ができるようになり、写真を送ったりビデオ通話が可能になったり。このように段々とできることが増えていきました。

現在の5Gは、大容量・高速・同時接続可能デバイスの増加・低遅延が特徴。ざっくり言うと「たくさんの人が一斉に接続して、動画視聴やオンラインゲームなどの通信をしても大丈夫だしとても速いよ」というものなのです。

スマホの画面上部のステータスバーを見ると、4G/5GかWi-Fiのマークが表示されている方が多いのではないでしょうか。これは、今どの電波に接続しているのかを表しています。

5Gの人口カバー率は2022年3月末時点で93.2％ですが、エリアによってはなかなか5Gに接続しないことも。そもそも4Gと5Gの違いを体感したことがある方はあまりいないかもしれませんね。

実は、5Gが本格的に実力を発揮するのは2025年以降とも言われており、現時点ではこれまでの4Gの通信と大きな差を感じることはないでしょう。現在は4Gでも問題なく使えるはずですので、今後、5Gへの切り替えを検討している方は2025年までを目処にするとよいかもしれません。

現在、キャリアショップで取り扱うスマホは5G対応端末が主流で、iPhoneは12以降は全て5G対応端末となっています。ちなみに、docomo・au・Softbankでは5G対応端末に機種変更した場合、5G対象プランへの変更が必要となります。

また、キャリアショップ以外でSIMフリーの5G対応端末を購入した場合も、4GプランのSIMカードで5G対応端末を利用することは推奨されていません。機種によってはSIMカードの交換が必要だったり動作しなかったりすることもあるので注意してください。

5Gの実力を体感することはまだまだ少ないですが、いずれは新しいサービスや機能も出てくることでしょう。5Gの普及によって、スマホでできることが広がる未来が楽しみですね。

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ライター：津田マリリン（@marilyntsuda）
スマホ・アプリライター。Androidアプリ開発の知識を活かし、スマホやアプリの魅力を発信。
編集：TRILLニュース