私たちは皆、日々何かの影響を受けて生活しています。中には、影響が強く、知らず知らずのうちに巻き込まれ、振り回されてしまうものもあるでしょう。自分は何の影響を受けやすいのか知っておくことで、それらに振り回されにくくなるかもしれません。あなたが振り回されやすいものは何でしょうか?心理テストで探ってみましょう。
図形が何に見えますか?直感でお答えください。
1.人魂
2.涙
3.ビニール袋
4.水滴
1.人魂に見えた人は「他人」
図形が人魂に見えた人が振り回されやすいものは、他人かもしれません。日々の生活の中で、つい他人に合わせて行動して自分を後回しにしてしまったり、本当は違うことを思っていても他人の意見に同調してしまう場面が多いのではないでしょうか。
このタイプの人は、繊細で、人の目が気になりやすい人かもしれません。また、情に厚く、他人の問題を自分のことのように考えてしまう傾向もあるのでしょう。自分が多少無理をしても、周囲が円満なら良いという自己犠牲の精神も強いのかもしれません。
本来は純粋な好意でした行動でも、無理に繰り返して自分が苦しくなってくると「私はあの人に振り回されている」と被害的に感じやすくなります。結果人間関係がこじれてしまうことも少なくありません。「他人は他人」と、適度に線を引いて付き合うことが大切ではないでしょうか。
2.涙に見えた人は「感情」
図形が涙に見えた人が振り回されやすいものは、感情かもしれません。激しい感情に振り回されて、すべきことができなかったり、人間関係が上手くいかないことも多いのではないでしょうか。自分の感情がコントロールしにくいと感じているかもしれません。
このタイプの人は、自己愛が強く、他者に認めてほしい気持ちが強い人かもしれません。そのため、人間関係で思うようにいかないストレスを抱えやすく、感情が激しく乱れるのでしょう。
感情が高ぶると誰しも振り回されやすくなります。感情が激しく高ぶらないよう、コントロールすることが大切です。そのためには、相手と自分は違う人間であるという意識を強く持ち、相手が自分の思う通りに動いてくれないことを受け入れる必要があるでしょう。
3.ビニール袋に見えた人は「情報」
図形がビニール袋に見えた人が振り回されやすいものは、情報かもしれません。さまざまな情報を収集しすぎて余計に悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。あるいは断片的な情報を元に物事を判断したり、衝動的な行動をして後悔した経験もあるかもしれません。
このタイプの人は、好奇心が旺盛で、優柔不断な傾向がありそうです。自分の考えに自信を持ちにくいのかもしれません。こうした特徴が相まって、行動の根拠を情報に求めようとすることで、弊害も起こってきているのではないでしょうか。
何かを決めたり、選んだりする際、情報を集めるのは決して悪いことではありません。むしろ適切な行動でしょう。ですが、それらをもとに最終的にどうするか決めるのは、自分自身であり、情報は責任を取ってくれないことを意識しておけると良いのではないでしょうか。
4.水滴に見えた人は「思考」
図形が水滴に見えた人が振り回されやすいものは、思考かもしれません。「こうしなければいけない」「こうあるべき」という決まり切った思考から抜け出せず、思うように動けず、葛藤を抱える場面も多いのではないでしょうか。
このタイプの人は、真面目な反面、柔軟な考えが苦手で、周囲には杓子定規な印象を与える人かもしれません。自分の気持ちや意志より、常識や社会通念を重視すべきという価値観があるのではないでしょうか。
常識や社会通念を重視する価値観自体は悪いものではありません。問題は、そうしたものから形作られた「べき思考」と、自分の本当の思いとの間に食い違いが生じたときでしょう。時には「べき思考」を手放して、思うがままやってみても良いのではないでしょうか。
ライター:Koyuki
臨床心理士、公認心理師として、病院や学校で働いています。楽しく自分自身に目を向け、心が軽くなるような心理テストをお届けできればと思います!
編集:TRILLニュース