使わなくなった古いスマホはどう捨てれば安全？端末情報の初期化や処分方法の大正解

2023.6.19

機種変更した後の使わなくなったスマホ、どうしていますか？

サブ機として動画・音楽プレーヤーや本のビューアーとして使用する方も多いですが、OSが古くなったりバッテリーの消耗が顕著になったりしてくると、サブ機として使うことも難しくなってきます。

机の引き出しなどに長期間しまっておくとバッテリーが膨張し発火につながることもあるので、正しい方法で処分をしておくのが得策です。

本記事ではデータの初期化方法や無料で安全に処分をする方法を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

STEP1｜スマホのデータを初期化する

スマートフォンの中には個人情報が山ほどあるので、どのような処分方法にかかわらず、そのまま廃棄するのはとても危険。以下の3点を行ったうえで処分しましょう。

1.Googleアカウント（Androidスマホ）、またはApple ID（iPhone）をログアウト
2.本体を初期化
3.SIMカードやSDカードを抜いておく（抜いたカードは2つに切断する）

上記1と2を、Androidスマホ・iPhone別に説明します。

なお、バッテリーが消耗しているケースが多いため、初期化作業は充電をしながら行うといいでしょう。

［Androidのログアウト～初期化方法］

1.［設定］をタップ
2.「パスワードとアカウント」をタップ
3.「Googleアカウント」をタップ
4.「アカウントを削除」をタップ
5.「アカウントを削除しますか？」とポップアップ表示されるので「アカウントを削除」をタップ
※端末をログアウトするだけで、これによってアカウントが削除されるわけではありません
6.本体設定（歯車）をタップ
7.「システム」をタップ
8.「リセットオプション」をタップ
9.「すべてのデータを消去（初期設定にリセット）」をタップ
10.画面が切り替わったら、再度「すべてのデータを削除」をタップ

［iPhoneのログアウト～初期化方法］

1.［設定］をタップ
2.最上部の「アカウント」をタップ
3.最下部の「サインアウト」をタップ
4.Apple IDパスワードという画面に切り替わったら、Apple IDを入力し、右上の「オフにする」をタップ
5.データのコピーをiPhoneに残しますが？という画面が表示されますが、チェックをいれずに「サインアウト」をタップ
6.［設定］をタップ
7.「一般」をタップ
8.「リセット」をタップ
9.「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
10.「iPhoneを消去」をタップ
11.再び「iPhoneを消去」をタップ

STEP2｜スマホを処分する

以上の初期化の作業が終わったら、本体を処分します。代表的なスマートフォンの処分方法は、以下の3つになります。

キャリアショップに下取りに出す
キャリアショップ、Apple Store（iPhoneの場合）に持ち込む
自治体、家電量販店のリサイクルボックスに入れる

2年が経過しバッテリーが消耗している端末は買取業者に持っていっても値がつかないことがほとんどなので、実質キャリアショップかリサイクルボックスで処分することになることが多いでしょう。

上記は千代田区（東京都）の例ですが、ほとんどの自治体で回収ボックスが用意されています。電池（充電池含む）は発火防止のため、取り外して投入するなど必ず事前に自分の住んでいる地区の自治体のホームページでルールを確認して回収してもらいましょう。

不要になったスマホは安全に処分しよう！

今回は処分の仕方がわからず机の奥で眠りがちのスマホの捨て方を紹介しました。

全国各地のキャリアショップや自治体にボックスが備え付けられているので、ぜひこの機会に不要な端末を安全に処分してみてはいかがでしょうか。

ライター：ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。

編集：TRILLニュース

※記事内の画像はイメージです。