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「ただ逆にするだけ」ChatGPTの快適性が爆上がりした質問の極意

  • 2023.8.18
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アメリカのOpenAI社が開発した、新チャットサービス「ChatGPT」。最も得意とするのは文章作成で、“良い”質問することがその正しい使用方法。「どんな質問をするのがいいのか」「すぐマネできるプロンプト」といった「ChatGPTにどう質問するのか」に関する記事や情報をよく見かけます。

でもそのやり方、求めているアウトプットによってはもう古い!ChatGPTを最大限に使いこなすための“魔法の言葉”があるんです!詳しくみていきましょう。

答えは出てくるんだけど、なんか「ズレて」ませんか?

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出典:R Photography Background/Shutterstock.com

ChatGPTから思い通りの答えを引き出したいなら「良い質問」をするのが重要!

そうは言っても「めっちゃ考えて質問して、答えは出たけどなんかズレてる」「内容をもう少し変えたいんだけど、最適な質問が浮かばない」なんて思ったことはありませんか?

なかでも謝罪文や報告書といったイレギュラーに発生する“お堅めな文書”に使える文章を引き出せる「良い質問」がパッと浮かぶ人のほうが少ないと思います。

「どうしたら“良い感じ”の答えが出てくるんだろう…」そんなことをぐるぐる考えていたら、結局自分で書くよりも時間がかかってしまって、しかも回答まで微妙だった…なんて経験はありませんか?

そんなChatGPT難民の皆さんにおすすめしたいのが「逆質問」!つまりChatGPTに「質問する」だけでなく、ChatGPTに「質問させる」んです!

「逆質問」は魔法の言葉!?求めていた“謝罪文”が5分で完成!

では「逆質問」はどうやるのか。実際に謝罪文を作ってみました。

来週の打ち合わせで使用する提案資料の提出が予定日から遅延してしまうことへの謝罪文です。

①まずは謝罪文の作成を依頼

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TRILLニュース作成

悪くないですが、妙にテンプレっぽくて他人行儀な感じ。相手に誠意が届きづらい内容に感じます。

②誰でも簡単に回答精度が上がる「魔法の逆質問」がコチラ!

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TRILLニュース作成

「最高の謝罪文を作るために不足している情報があったら私に質問してください」この魔法の言葉で“最高(こちらが求めているクオリティ)の“謝罪文”を作るために足りない事項を、「逆に質問」してくれました。

「逆質問」するときは、①の質問の時に一緒に済ませようとすると、うまくいかないことが多いので、今回実践しているように「追加質問形式」にするのがポイントです。

③「逆質問」に従って回答していくと…

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TRILLニュース作成

項目に沿って回答していきます。「これは文章に入れなくていいな」と思う質問は省いても問題なし!

多少分かりづらい部分はあるものの、どんな情報が欲しいのかという説明も加えて箇条書きで質問してくれるので、答えやすい!自分自身の頭の整理にも使える気がしました。

④求めていた“謝罪文”が完成!所要時間はおよそ5分

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TRILLニュース作成

かなり読みやすくなりましたね!

多少表現がしつこい箇所はありますが、最初のメール文で感じた「テンプレっぽさ」が払拭されました!逆質問に答えて最終的な謝罪文が出力されるまで、およそ5分。5分でここまで丁寧なメール文、自分だけでは書けない気がします…。

もちろん実際に送る前に推敲は必要ですが、格段に作業時間が短縮されました。ここからさらに「逆質問」すると、最初とは違う質問をしてくれて、もっと具体的で丁寧な内容にしてくれますよ。

ChatGPTで行き詰まったときの救世主!「逆質問」がスゴかった

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出典:FAMILY STOCK/Shutterstock.com

筆者も今まで「良い質問をしなきゃ」と「質問すること」ばかりに囚われていたのですが、見えているゴール部分は作ってしまって、最高レベルにするために足りないところをChatGPTに聞いてしまう。結果、自分で考える時間が大幅に削減されて、最も速くそして最高に良い文章ができると実感しました。

まさにChatGPTで行き詰まった筆者の救世主でした!「逆質問」騙されたと思って使ってみては?

 

※記事内の画像はイメージを含みます。


テキスト・編集:TRILLニュース