「国宝・重要文化財が多い都道府県」ランキング！3位「奈良県」2位「京都府」を抑えた1位は？

長い歴史の中で守られ続けてきた国民的財産を指す「国宝」や「重要文化財」。これから先も、国民みんなでずっと大切にし続けたい宝です。

では、どの都道府県に国宝・重要文化財が多いのか、あなたは知っていますか？今回は、文化庁が発表しているデータをもとに、国宝・重要文化財都道府県別指定件数（※）が多い都道府県をランキング形式でご紹介します。

※件数は令和5年10月1日現在のものです。

第3位にランクインしたのは、奈良県です。

奈良県には、206件の国宝と、1,334件の重要文化財があります。

修学旅行先としても人気の奈良県ですが、観光地の定番である法隆寺や東大寺も国宝に指定されています。

昔の日本の政治の中心となっていた場所のため、歴史的価値のあるものが多いのかもしれませんね。

第2位はなんと京都府！京都が第1位だと予想していた方も多いのではないでしょうか。

京都府には、237件の国宝と、2,212件の重要文化財があります。

奈良県と同じく、歴史ある建物が多いため、観光地として人気の京都府。清水寺や銀閣などが国宝として有名ですよね。

第1位に輝いたのは、東京都です。

東京都には、291件の国宝と、2,849件の重要文化財があります。

歴史ある建物よりも、高層ビルや新しい建築物が多いイメージがあり、この結果は驚きだという方も多いのではないでしょうか。

東京都にある国宝は、建築物はわずか2件で、ほとんどが美術工芸品（絵画、工芸、書籍など）なんです。国宝と言えば建築物を想像する方も多いと思いますが、美術工芸品も国宝になるんですね。

今回のランキングを見て、自分が住む都道府県の国宝・重要文化財が気になった方もいるのではないでしょうか。

文化庁のデータによると、45都道府県に国宝があり、残る2県にも重要文化財があります。

ぜひ地元の国宝や重要文化財のことも調べてみてくださいね。