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「絶滅危惧種が多い国」ランキング!3位「メキシコ」2位「エクアドル」を超えた1位は?

  • 2023.10.3
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画像:Julia Ardaran/Shutterstock.com

絶滅の恐れがある野生生物を指す「絶滅危惧種」。IUCNのレッドリストによると、現在評価している種の27%以上にあたる4万2,100種以上の生物が絶滅の危機に瀕しています。

そこで今回は、総務統計局が発表している「世界の統計2023」のデータをもとに、「絶滅危惧種の多い国」をランキング形式でご紹介します。

【第3位】メキシコ:2,371種

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画像:Sergio Gutierrez Getino/Shutterstock.com

第3位は、北アメリカの南部に位置するメキシコ。世界でも有数の天然資源国です。人口数は日本と同じくらいですが、面積は日本の約5.2倍もあります。

メキシコでは、2,371種もの生物が絶滅危惧種となっています。「ウーパールーパー」の名で知られる「メキシコサラマンダー」も、数が減少しているそうです。

【第2位】エクアドル:2,623種

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画像:Don Mammoser/Shutterstock.com

第2位は、南アメリカの北西部に位置するエクアドル。アンデス山脈が縦断しており、首都であるキトは標高約2,800mの場所にあります。

世界遺産にも指定されている「ガラパゴス諸島」もエクアドルの一部です。このガラパゴス諸島に生息する「ガラパゴスペンギン」も絶滅危惧種の中の一種です。

【第1位】マダガスカル:3,758種

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画像:OHudecek/Shutterstock.com

第1位は、マダガスカル。日本の1.5倍以上の面積を持つ島国であるマダガスカル島は、アフリカ南東部にあります。

日本の動物園でも見ることができるキツネザルですが、マダガスカルでは野生で生息しています。しかし、WWFジャパンによると、キツネザル類の約96%の種が絶滅に瀕しているそうです。

まずは知ることが環境を守る第一歩!

「絶滅危惧種」という言葉は知っていても、こんなにも多くの種類が絶滅危惧種に指定されていることは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。

野生の動物を目にする機会は少ないので、身近な話題だと感じるのはなかなか難しいかもしれませんが、まずは関心を持つことが大切なのではないでしょうか。

 

出典:IUCN、総務省統計局「世界の統計 2023」、WWFジャパン「2020年7月 IUCNレッドリスト更新、マダガスカル島のキツネザル類に迫る危機