この記事を読んでいる皆さんの中には、日本語以外に英語や中国語などを話せる方もいらっしゃるかもしれません。
逆に、外国人で日本語を勉強している方も多く、世界中に379万4,714人もいるそうです。
では日本語を勉強している方が多い国はどこなのでしょうか?
今回は、国際交流基金の2021年度の調査をもとに「日本語を学んでいる人が多い国」ランキングをご紹介します!
【第1位】中国:105万7,318人
第1位は中国で、世界中の日本語学習者の約30%を占める105万7,318人です。
約半分の55万人近くが、高等教育機関で日本語を学んでいて、中・上級レベルの学習者もたくさんいます。
日本の大学では、中国語を専攻していなくても第2外国語として中国語を学ぶ方がいますが、中国でも同じように第2外国語として日本語を選ぶ学生がいて、日本語の人気は高いそうですよ。
【第2位】インドネシア:71万1,732人
インドネシアでは、高校で第2外国語を履修する場合が多く、その際に日本語を選ぶことがあるため、日本語学習者の90%以上の64万2,605人が中等教育の場で日本語を学習しているというのが大きな特徴です。
仕事のために学ぶ方も多いですが、アニメや漫画、J-POPをきっかけに日本語に興味を持つ若者が増えているそうで、日本のサブカルチャーが世界中で愛されていることがわかりますね!
【第3位】韓国:47万334人
第3位の韓国も、中学や高校で第2外国語を学ぶ生徒がおり、第2外国語として選択できる日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、ベトナム語の中で、日本語の履修者が最も多いそうです。
学校での教育以外で日本語を学ぶ方の中では、日本での就職を目指している学習者が増えています。
韓国から来た方と一緒に働いている皆さんもいらっしゃるでしょうが、今後ますます増えていくかもしれませんね!
アジア各国が上位に!
今回ご紹介した上位はすべてアジア各国が占めました。
第1位の中国は人口が多い国ですし、第3位の韓国はお隣の国ですから予想できた方もいらっしゃったと思います。
さまざまな国で日本語が学ばれているのはうれしいですね!
参考資料:国際交流基金「2021年度 海外日本語教育機関調査」「中国(2020年度)」「インドネシア(2020年度)」「韓国(2020年度)」
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