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エレベーター内で地震発生!“すぐに取るべき行動”とは?《防災のプロの聞いた》

  • 2023.9.1

地震はいつだって突然に襲ってきます。大地震であればあるほどパニックになってしまう方も少なくないと思います。地震から身を守るためには、地震発生時の行動が大切。慌ててした行動が自分の命を危険に晒す可能性も十分にあり得ますよね。

そこで今回は、地震発生時にやってはいけないNG行動とやるべき行動をご紹介します。

意外とやってしまいがちな危険な行動って?

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東京臨海広域防災公園 そなエリア東京にて撮影

学生時代は頻繁に防災訓練をしていましたが、大人になるにつれてその頻度は少なくなってきますよね。いざというときに落ち着いて“正しい行動”をするためにはどんな行動をしたらいいのか、常日頃から情報を得ておくことも大切です。

それではやってしまいがちな災害時のNG行動と正しい行動を確認してみましょう。地震が発生したとき、気が動転してしまうことが多いですが、特に気をつけるべき行動をシーン別に解説します。

1.電車に乗っているとき

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出典:Bright097/shutterstock.com

電車やバスは走っているときに災害が起こると、すぐに停止することになっています。ときには急ブ レーキがかかることもあるため、あせって立ち上がったり手すりやつり革から手を離したりしないようにしてください。

立っている人は手すりやつり革をしっかり握って転ばないように注意することが大切です。座っている人は、急停車の際は姿勢を低くしてかばんなどで頭を守ること。その後は、 あせらずに乗務員の案内に従って行動しましょう。

2.エレベーターに乗っているとき

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出典:Valazarus-Studio/shutterstock.com

エレベーターに乗っているときに地震が起きた際も、あせらず行動することが重要です。行き先階のボタンをすべて押し、最初に停まった階で降りましょう。もしもエレベーターの中で閉じ込められた場合は、非常ボタンやインターホンで外と連絡を取り落ち着いて助けを待つようにしてくださいね。

3.自宅にいるとき

被災後慌てて避難所に向かうのではなく、まずは自宅が安全な状態で過ごせるかを確認しましょう。もし自宅が安全に過ごせる状態であれば、そのまま「自宅で」避難生活を送る“在宅避難”をおすすめします。例えば、家が破損していない、周囲で火事が起きていない等が挙げられます。

ご自身での判断に迷う場合は、内閣府や自治体が発信している最新情報を確認しながら避難所に向かうようにしてください。

また避難所を利用する場合、ペットを飼っている方は避難所にペットを連れて行っていいか悩まれるかもしれません。自治体や避難所等により、対応が異なる可能性があります。あらかじめ、ご自身がお住まいの自治体等に問い合わせ・確認をしておくと、いざというときに迷わず対応できるでしょう。

地震発生時は落ち着いて行動して

突然襲ってくる地震には、どうしてもパニックになったり冷静な対応が取れなかったりする可能性が高いと考えられます。

しかし、そんなときこそ落ち着いて行動することが、自分を守ることにつながります。ぜひ、今回ご紹介した内容を参考に、日頃から気をつけるべき行動とやるべき行動を意識して過ごしてみてください。

 

※記事内における情報は原稿執筆時のものになります
※画像はイメージを含みます


取材協力:東京臨海広域防災公園 そなエリア東京