わたしたちが使っている製品の中には、外国から輸入されたものが多くあります。
逆に、外国でも日本から輸出したものがたくさん使われているはずです。
しかし、どの国に何を輸出しているのかは、あまり想像がつきませんよね。
そこで今回は、財務省の「国別総額表」から、2021年度に日本が輸出した額が高い国をランキング形式でご紹介します!
第1位:中国 約18兆2,687億円
日本からの輸出額第1位は中国です。
中国へは、特に半導体関連のものを多く輸出しています。
中国は部品を輸入し、国内で組み立てた製品を世界中に輸出するため、製品のもとになるようなものを多く仕入れているんですね。
ちなみに、輸入額の第1位も中国なので、中国は日本の貿易国として非常に重要であることがわかります。
第2位:アメリカ 約15兆4,175億円
日本の自動車の輸出の3割以上がアメリカを相手に行われています。
自動車部品やエンジンなどの原動機の輸出額も大きく、アメリカへは自動車関係の品目が多いことがわかります。
日本にはトヨタや日産など、世界的な自動車メーカーが多くあるので、それらの企業の自動車や部品がアメリカで活躍していると思うと嬉しいですね!
第3位:台湾 約6兆2,182億円
日本からの輸出額第3位は台湾でした。
日本の近くにある国なので、旅行に行ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
第1位の中国同様、半導体関連のものを多く輸出しており、2021年は、半導体等電子部品と半導体等製造装置を合わせて1兆8,000億円近くの輸出額になりました。
他にも、プラスチックや鉄鋼などを輸出しています。
日本の誇れる技術力!
「日本は資源が少ない国だが、技術を使って発展してきた」というのを耳にしたことがある方も多いかもしれません。
完成品より部品類の輸出が多かった今回のランキングを見ても、高い技術で作られた部品が世界中で作られる製品に使われていることが感じられたのではないでしょうか。
参考資料:財務省「国別総額表」、JFTCキッズサイト「日本貿易の現状と課題」