「マチュピチュ」や「ナスカの地上絵」、「ピラミッド」など世界各地には一度は行ってみたいさまざまな「世界遺産」があります。
また、日本にも富士山や屋久島など「世界遺産」は数多くありますが、都道府県別で見るとどこがもっとも登録数が多いのでしょうか。
そこで、今回は文化庁の資料をもとに「世界遺産の多い都道府県」ランキングをご紹介します!
※当ランキングでは構成資産ではなく、記載物件名を1つの「世界遺産」としてカウントしています。
【1位】奈良県:3件
奈良県には「法隆寺地域の仏教建造物」「古都奈良の文化財」「紀伊山地の霊場と参詣道」と3つの世界遺産が登録されています。
中でも「法隆寺地域の仏教建造物」の構成資産の1つで、歴史の授業でもおなじみの「法隆寺」は7世紀(607年)に創建されたとされています。
【1位】岩手県:3件
「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」「北海道・北東北の縄文遺跡群」と3つの世界遺産を有す岩手県。
上記を見て察した方も多いでしょうが、後者2つの所在地は岩手県だけにとどまりません。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」は・熊本県・鹿児島県・山口県・岩手県・静岡県の8県に、「北海道・北東北の縄文遺跡群」は北海道・青森県・岩手県・秋田県に点在していますよ。
【1位】鹿児島県:3件
最後の同率1位は鹿児島県。「屋久島」「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」の3つを有します。
中でも「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は令和3年7月に登録されたこともあり、まだ世界遺産としてはあまり知られていないかもしれません。ご存知なかった方は、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね!
世界遺産があるのは27都道府県!
奈良県はイメージがあっても、岩手県や鹿児島県に世界遺産が多いとは思っていなかったかもしれません。
みなさんのお住まいの都道府県に世界遺産はございますか?
近くにあるという方は、ぜひ足を運んでみたいですね。
参考資料:文化庁「日本の世界遺産一覧」、文化遺産オンライン「法隆寺地域の仏教建造物」、林野庁公式HP「日本の世界自然遺産」
※記事内の画像はイメージです