海に囲まれた島国、日本。
日本が北海道、本州、四国、九州、沖縄本島からなっているのは皆さんご存知かと思いますが、これらを含め、日本には実に6,852もの島(※)が存在しているんです!
こんなに多くの数の島は、いったいどの都道府県に属しているのでしょうか。今回は、島数の多い都道府県をランキング形式でご紹介いたします!
第3位:北海道 509島
北海道自体もひとつの島ですが、北海道北部にあり、昆布が有名な利尻島や、日本最大の無人島である渡島大島(おしまおおしま)などが北海道に属しています。
また、これらの離島は野生の動物や鳥など、多様な生物の住処になっています。
第2位:鹿児島県 605島
ロケットの打ち上げで有名な種子島や、島の一部が世界自然遺産に登録されている屋久島などが、鹿児島県の離島として挙げられます。
これらの島では温暖な気候を生かし、甘くねっとりとした食感が特徴的な安納芋や、デコポンやタンカンなどの柑橘類が生産されています。
第1位:長崎県 971島
長崎県に属する離島は、第2位の鹿児島県より366島も多く、ダントツの第1位!
日本最古の歴史書『古事記』にも登場する壱岐島(いきのしま)や、「軍艦島」として知られている端島(はしま)が、長崎県の離島です。
立ち入りできない無人島もありますが、飛行機や船で観光に行ける島では、きれいな海や教会を楽しむことができます。
番外編:琵琶湖にも有人島がある!
日本一大きな湖といえば、滋賀県にある琵琶湖ですが、実は琵琶湖の上にも有人島があるんです。
近江八幡市から琵琶湖の沖合約1.5kmに位置する「沖島」へは、琵琶湖沿いにある港から、船で約10分で到着します。
周囲約6.8kmの小さな島ですが、いくつもの神社仏閣があり、歴史ある島なんです。
多くの島が日本を支えている!
日本にこんなにたくさんの島があることを、ご存じなかった方も多いのではないでしょうか。
いろいろな地域に点々と島があるからこそ、多様な自然や生き物が育つのだと考えると、日本は大小さまざまな島に支えられている国なのだと感じますね!
観光に行ける島も多くありますので、普段とは違う島の生活を楽しんでみるのもいいかもしれません!
参考資料:「第14回沖縄振興審議会総合部会専門委員会 資料3-2(内閣府)」
※【全島嶼の数え方】
昭和62年に海上保安庁が関係する最大縮尺海図と陸図(縮尺1/2.5万)で数え、「島」の基準は以下の通りとしている。
①周囲が0.1km以上のもの。
②何らかの形で本土とつながっている島について、それが橋、防波堤のような細い構造物でつながっている場合は 島として扱い、それより幅が広くつながっていて本土と一体化しているようなものは除外。
③埋立地は除外。
(上記参考資料より引用)