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「犬樟」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.7.8
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みなさまの中でペットを飼われている方はいらっしゃるでしょうか。

「犬」や「猫」に「金魚」など、いろんな生き物を飼われている方もいらっしゃるかもしれません。

さて、今回は上記の「犬」が含まれる難読漢字「犬樟」の読み方を当てていただきます。

「犬樟」の読み方!

「犬」は日常でもよく見かけるため、読み方の候補はいくつか浮かぶかと思います。

一方「樟」はあまり見かけないかもしれません。「木」と「章」が組み合わさったようにも思えるため、簡単に「き」や「しょう」と読んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、残念ながらこれらはどちらも不正解です。

お困りの方のために、ここでヒント!

「犬樟」の読み仮名は「いぬ〇〇」となっております。実は「樟」は「楠」と同じように読むこともできる漢字なんですよ。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「いぬぐす」でした!

「犬樟」について

「樟」は「楠」と同じように「くすのき」「くす」と読むことができます。「犬樟」は後者に濁点をつけた形となっていましたね。

さて、「犬樟」は「椨(たぶのき)」という植物の異名なんです(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。ただ、そもそも「椨」がどんな植物なのかご存知ない方もいらっしゃるかと思います。

それでは、ここで詳しい情報を確認しておきましょう。

たぶ‐の‐き【×椨】クスノキ科の常緑高木。暖地の海岸近くに生え、高さ10~15メートル。葉は長楕円形で厚い。初夏、黄緑色の花が円錐状に集まって咲く。実は丸く、黒紫色に熟す。材は建築・家具などに、樹皮や葉は黄八丈の染料や線香に用いる。いぬぐす。たまぐす。やまぐす。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

異名に含まれる「樟(くすのき)」と同じ「クスノキ科」に属する植物なんです。なんでも、こちらに属する植物には、香りのあるものが多いそう。「椨」の他に「肉桂(にっけい)」「黒文字(くろもじ)」が該当するとのことですよ(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

こちらを踏まえると、引用にあるように線香に用いられることにも、納得がいくかもしれません。あの特徴的な香りを嗅ぐと、ご実家を思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

「犬樟」は「いぬぐす」と読みます。

今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!