意外と読めない？【漢字クイズ】「面映い」はなんと読む？→気になる正解は？

人は人と関わり合いながら生きています。私たちも日常の中でいろいろな人と接し、嬉しさや悲しさ、怒りなど、その時々によって様々な感情を味わいますよね。

今回は、照れくささや恥ずかしさを表現する時に用いる「面映い」という言葉をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか？

問題

「面映い」はなんと読む？

相手の顔がまぶしい

「面映い」の正しい読み方は「おもはゆ（い）」で、「面映ゆい」と表記されることもあります。「照れくさく感じる」「恥ずかしい」という意味を持つ言葉です。

「顔」を意味する「面（おもて）」と、「まばゆい（光が強くて見ていられないさま）」という意味を持つ「映ゆし（はゆし）」という漢字によって構成されています。「相手の顔をまぶしいと感じるほどに、顔を合わせるのが恥ずかしい」というのが語源とされています。

恥ずかしさを表す言葉

「面映い」の他にも、「面」という漢字を用いて「恥ずかしさ」を表現する言葉があります。

「赤面（せきめん）」は「恥ずかしさで顔を赤くすること」を表し、「面目ない（めんぼくない）」は「恥ずかしくてあわせる顔がない」ということを意味します。また、「面」と同様の意味を持つ「顔」を用いた表現だと、「恥ずかしくて顔が真っ赤になる」ことを意味する「顔から火が出る」、「顔から汗を流すほど、恥ずかしく感じること」を意味する「汗顔（かんがん）」などがあります。

「面」や「顔」という漢字が、恥ずかしいという感情と密接に関係しているというのは、とても興味深いですね。

---

参考文献： 明鏡国語辞典、大辞林

文（編集）：そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします！