「日本が輸入した額が高い国」ランキング！3位「オーストラリア」2位「アメリカ」を抑えた1位は？

外国から輸入された製品は身の回りにたくさんあるんだろうなと思いながらも、どの国から何の製品がきているのかは、あまりご存じないのではないでしょうか。

しかし、わたしたちの生活の大きな部分は、外国の資源や製品に支えられています。

そこで今回は、財務省の「国別総額表」から、2021年度に日本が輸入した額が高い国をランキング形式でご紹介します！

オーストラリアからは、石炭や鉄鉱石など、主にエネルギー資源を輸入しています。

特に、火力発電の燃料などに使われる液化天然ガス（LNG）は、約4割をオーストラリアから輸入しています。

日本はエネルギー資源があまり採れない国なので、多くを輸入に頼っています。オーストラリアから輸入するエネルギー資源は日本の生活に不可欠なんです。

穀物や肉類、医薬品などを輸入しています。

広大な土地を持つアメリカでは、小麦などの穀物や、牛、豚、鶏の畜産物が多く生産されています。

中でも、とうもろこしや大豆は7割以上をアメリカから輸入しています。穀物は畜産動物のエサとしても使われますので、重要な品目のひとつです。

輸入額が圧倒的第1位の中国からは、通信機や衣類などを輸入しています。

中国にはファーウェイやZTEなどの大手通信機器メーカーがあり、これらのスマホやPCも日本で普及しています。

さらに、タグに「Made in China」と書かれている服も、身の回りにたくさんありますよね。

中国からの輸入製品がなければ、わたしたちの生活は成り立たないでしょう。

第1位：中国約21兆1,704億円
第2位：アメリカ約9兆4,971億円
第3位：オーストラリア約6兆7,565億円
第4位：台湾約3兆9,573億円
第5位：韓国約3兆7,201億円

普段はあまり意識しませんが、思い出してみると、中国産のものやアメリカ産の食品を目にする機会は頻繁にありますよね。

世界中のものが日本で使われ、逆に日本のものも世界中に飛び立っています。

各国が、世界に誇れる資源や技術、製品を持っているんですね！

参考資料：財務省「国別総額表」、経済産業省「2021−日本が抱えているエネルギー問題（前編）」、JFTCキッズサイト「日本貿易の現状と課題」