「実際のところどうなの？」【Fireタブレット】実はハイコスパでオススメなんです...！

2022.11.15

セールでは最安値で5,000円から販売されているFireタブレット。数万円もするiPadとの価格差に驚きですが、果たしてFireタブレットで普通にネットサーフィンや動画鑑賞ができるものなのでしょうか？Fireタブレットでできること、できないことを解説したうえでオススメモデルを紹介していきたいと思います！

Fireタブレットとは？

FireタブレットとはAmazonによって開発されたタブレットのこと。電子書籍リーダーであるKindleを踏襲していますが、AndroidをベースとしたFire OSを搭載し、アプリをインストールして使い勝手を向上することができます。また、ディスプレイのサイズは7インチと8インチ、10インチがあり、サイズに応じて用途も異なります。

そしてKindleと大きく異なるのは以下の点。いずれのデバイスにもメリット・デメリットがあるので、似たようなものという認識でKindleを購入してしまうと、後悔することになるので、相違点をしっかり把握しておきましょう。

［Fireタブレットの特徴］
ジャンル：タブレット
重さ：重い
ディスプレイ：カラー
解像度：最大224ppi
バッテリー：短い
Alexa：○
書籍・マンガ：○
Web：○
映画・動画：○
音楽：○
アプリ：○
ゲーム：△

［Kindleの特徴］
ジャンル：電子書籍リーダー
重さ：軽い
ディスプレイ：白黒
解像度：最大300ppi
バッテリー：長い
Alexa：×
書籍・マンガ：○
Web：×
映画・動画：×
音楽：×
アプリ：×
ゲーム：×

ご覧の通りKindleは読書に特化した端末で、文庫本のように軽くバッグに忍ばせている方が多いです。かたやFireタブレットは読書から動画鑑賞までなんでもできるスマホのような端末です。

さらにはAmazonを普及させるための端末になっているため、価格がかなり安いのも特徴。比較的安いAndroid端末と比較しても半額以下、iPadとは比較にならないほど安いです。

Fireタブレットでできること・できないこと

同じAmazonデバイスのFireタブレットとKindleを比較してきましたが、次はFireタブレットについて解説していこうと思います。

FireタブレットはAmazonのサービスを利用するのに適しているデバイス。プライム会員なら本や動画、音楽を自由に見たり聴いたりすることができて非常に便利。しかし逆にいえば、プライム会員でないと使い勝手は半減してしまいます。アプリを追加すればAmazon以外のサブスク音楽や動画も使えますが、やはりプライム会員になっていることをオススメします。

またFireタブレットにはiPadやAndroidのようにできないことが存在します。たとえばAmazonのアプリストアはApp StoreやGoogle Playのように品揃えが少なく、また、タブレット自体の性能が高くないため負荷がかかる動作が苦手です。iPadやAndroidのようにガシガシ使いたい方にはオススメできません

それでは、Fireタブレットでできること、できないことを紹介していきましょう。

［Fireタブレットでできること］

1.インターネット
Fireタブレットには「Silk」というブラウザーが標準搭載されています。

2.動画鑑賞
Prime Videoだけでなく公式アプリストアからYouTubeやNetflixやhuru、ABEMAといった動画アプリをインストールすればさまざまな動画を鑑賞することができます。

3.読書
Amazonから電子書籍を購入して本やマンガを読むことができます。またプライム会員ならPrime Readingで書籍を無料で読むことができます。Kindle Unlimitedに入会すればより多くの書籍が見られます。

4.音楽鑑賞
Prime Musicの音楽配信はもちろん、アプリストアで「Spotify」などをインストールすることもできます。

5.Alexa
音声サービスのAlexaを搭載。ディスプレイ付きのスマートスピーカーのように音声で操作をすることができます。

6.Microsoftツールが使える
公式アプリストアで「Microsoft Office」をインストールすれば、WordやExcel、PowerPointを使うことができます。別売りのキーボード付きカバーと組み合わせるのがオススメ。

［Fireタブレットでできないこと］

1.アプリが少ない
公式アプリストアの品揃えは有名どころならありますが、それ以外のものはかなり少ないです。

2.Wi-Fi接続のみ
SIMカードのスロットがないので、屋外で使用する場合はスマホなどのテザリングかフリーWi-Fiでしかネットにつなげません。あらかじめコンテンツをダウンロードしておきましょう。

3.GPS非搭載
GPSを搭載していないので正確な位置情報を把握するカーナビや位置ゲームに向いていません。

4.重いゲームは動かない
ライトなゲームは普通に動かすことができますが、動作が重いゲームは不向きです。

Fireタブレットの選び方

Fireタブレットは7インチ、8インチ2種類、10インチ2種類の合計5モデルが発売され用途によって選ぶサイズが異なります。上位モデルになるほど性能も向上し使いやすくなっています。なお、「Plus」のスペックは、メモリ増加とワイヤレス充電対応、充電速度が上がったモデルになります。

［発売中のFireタブレット］
・NEW Fire 7
・Fire HD 8
・Fire HD 8 Plus
・Fire HD 10
・Fire HD 10 Plus

・動画
どのサイズもスマホより大きいので難なく動画を見ることができます。ですが、迫力がある映画を楽しみたい方は10インチの大きな画面がオススメです。

・音質
モノラルとステレオがあります。音楽をメインで聴きたいという方は7インチのモノラルだと役不足。ステレオスピーカーの8インチ、10インチがオススメです。

・ゲーム
本格的な3Dゲームはどのモデルでも厳しいですが、比較的軽いゲームなら10インチで動かすことができます。小さいサイズはほぼ動きません。

・読書
雑誌など大きな判型の書籍だと小さいディスプレイは文字が小さくなります。7インチは文庫が限界です。8インチ以上がオススメです。

・仕事
キーボードを使って操作をしたいという方は10インチのみで操作可能です。

7インチは安くていかにも初心者向きというモデルですが、画面は思っている以上に小さく感じます。価格と性能のバランスがいい8インチモデルがオススメです。

オススメのFireタブレット

【Amazon】Fire HD 8

7インチモデルの価格は魅力ですが、7インチは小ささを感じてしまう方もいそうです。また10インチだと高価になります。コスパに優れた機種で、インターネットや動画、読書などそつなくこなしてくれる価格破壊タブレットといえます。プラス2000円出せる人は「Fire HD 8 Plus」もオススメです。

【Amazon】Fire HD 10 Plus

Fireタブレット最高スペックのメモリ4GBで快適に動画や読書を楽しむことができます。専用のキーボードを使用すればちょっとした仕事も可能。1TBまでのmicroSDカードにも対応し、無線充電にも対応しています。予算が許せばオススメです！

おうち時間をタブレットで豊かに！

いかがでしたか？高価なイメージがあるタブレットですが、Amazonデバイスならなんと1万円以下で簡単に動画視聴環境が作れます。是非この機会にFireタブレットの購入を検討してみてください！

※商品価格は執筆時のものであり、変更されている場合がありますのでご了承ください。

ライター：ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集：TRILLニュース