今回取り上げる難読漢字はちょっと変わり者。「虫偏に包」と書く「蚫」なんですが、実は「魚へんに包」と書いても同じ読み方・意味を表すんです!
しかも、こちらは〝誰もが知っている高級食材”でもあるんですよ。さぁ、正しく読むことはできますか?
「蚫」の読み方!
今回はヒントが分かりやすいため、読むことができた方も多いと思います。
「虫や魚に近くって、高級食材…」いかがでしょう? ほとんど答えは一つですよね。
正解は、「あわび」でした!
「蚫」について
残念ながら筆者は生まれてこのかた「蚫(あわび)」を食べたことがないのですが…みなさんは、食べたことはありますか?
ちなみに、「蚫」について、辞典には下記のように記されていました。
岩礁にすむ巻貝。貝殻は耳形で、二枚貝の片側のように見える。美味。〔ミミガイ科〕
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p52
「蚫」は種類によっておいしい時期が異なっているそうですが、関東以南で漁れる「黒蚫」などはまさに今が旬! ちなみに、もっとも漁獲量の多い岩手県で漁れる「蝦夷蚫」は冬が旬だそうですよ。
いずれにせよ…今年こそは、おいしい「蚫」を食べられるよう、今から貯金に励みたいと思います!
まとめ
いかがでしたか?
「蚫」は「あわび」と読みます。
違う偏なのに、同じ読み方・意味を表す漢字があるなんてとっても面白いですよね! もしかしたら、ほかにも同じような漢字があるかも? 気になる方は、ぜひ調べてみてくださいね。
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