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1試合で「レッドカード53枚」ギネス記録級の大乱闘…43選手が退場、主審も脅迫被害を受ける

  • 2026.11.8

ブラジルのU-20カテゴリーで行われた試合が、前代未聞の大混乱に陥った。

『Guardian』が伝えたところによれば、ブラジル・ミナスジェライス州のU-20選手権準決勝の第1戦、ウベルランジア対マモレの試合で大規模な乱闘が発生したそう。試合後の報告によっての判定を含め、最終的には計53人が退場処分を受けたようだ。

まず2-1とマモレがリードしていた後半の序盤に最初の騒動が発生。ウベルランジアの選手1人が退場となった後、クラブ関係者数人がピッチに侵入し、試合はおよそ40分間中断することになった。その後に再開されると、マモレが後半アディショナルタイム9分に3点目を奪い、3-1とリードを広げた。

しかし、その得点後に事態はさらに悪化。マモレの得点を決めた選手による挑発的なセレブレーションがきっかけとなり、両軍入り乱れての大乱闘に発展したと報じられている。

この試合を担当していた主審は報告書で、「後半アディショナルタイム9分(後半54分)に全面的な乱闘が発生し、レッドカードを提示することも、試合終了の手続きを行うことも不可能になった。混乱と警備上の問題により、試合終了を宣言した」と説明したという。

退場処分の内訳は、選手43人、コーチングスタッフ8人、さらにウベルランジアのクラブ役員2人で、合計53人に至った。また、主審は自身に対する脅迫について警察へ届け出たほか、試合後にはマモレ側がスタジアムのロッカールームを破壊したとも報告している。

なお、これまでギネス世界記録として知られていた1試合最多のレッドカードは36枚。2011年2月、アルゼンチン5部のアトレティコ・クレイポレ対ビクトリアーノ・アレナスで記録されたものだった。今回のケースが正式にギネス記録として認定されるかは現時点では不明だが、処分人数では従来の記録を大きく上回るものになったようだ。

この騒動は準決勝第2戦にも影響した。マモレは大量の退場処分によって第2戦のチーム編成が困難な状況となったが、ウベルランジア側が「フェアプレーの意思表示」として第2戦を棄権すると発表。その結果マモレの決勝進出が決まったとのこと。

ウベルランジアは「クラブも沈黙しているわけではない。関係者に対する適切な懲戒措置はすでに内部で行っている。スポーツ選手としての成長は、何よりも人間としての成長でもあるからだ」と声明を出しているそう。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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