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ドリー・パートンの遺産管理会社、甥への訴えを取り下げ

  • 2026.11.8

8月に亡くなったカントリー歌手ドリー・パートンの遺産や事業を管理する会社が、彼女の甥で長年にわたり警備責任者を務めていたブライアン・シーバーに対する訴えを取り下げた。10月には双方の対立が激化していたものの、今回の取り下げによって、法廷での争いはひとまず区切りを迎えた。(フロントロウ編集部)

提訴から約1カ月半、遺産管理会社が訴えを取り下げ

訴えを起こしていたのは、パートンの長年のマネージャー、ダニー・ノゼルが率いるShe’s Alive LLC。同社は現地時間11月5日、テネシー州の裁判所に訴えの取り下げを届け出た。米ABC Newsによると、今回の取り下げは再提訴の余地を残す形で、同じ請求について改めて訴訟を起こすことも可能だ。遺産管理会社側は取り下げの理由を明らかにしていない。

発端は9月だった。She’s Alive LLCは、シーバーがパートンの死去前後に脅迫的なメッセージを繰り返し、遺産管理会社などから金銭を引き出そうとしたとして提訴。裁判所は一時的な接近禁止命令を出し、シーバーと彼の警備会社に対し、同社の従業員や取引先などへの接触や、約300メートル以内への接近を禁じた。10月には、遺産管理会社側が命令の延長を求めていた。

乱暴な言葉遣いは認めつつ、脅迫は否定

双方の対立は、法廷での激しい応酬に発展していた。遺産管理会社側は現地時間10月5日に提出した書面で、シーバーが訴状の受け取りを避けようとしていると主張。自宅の前庭に「立ち入り禁止」の看板が設置され、玄関へ続く手すりには有刺鉄線が張られていたことも指摘した。

一方、シーバーは乱暴な言葉遣いをしたことは認めながらも、脅迫行為については一貫して否定してきた。問題視されたメッセージは「2人の友人の間で交わされた私的なやり取り」であり、文脈を無視して解釈されたというのが彼の主張だ。

現地時間11月2日には18ページにわたる反論書を提出し、訴えを退けるよう裁判所に求めた。その書面では、自身の警備会社に対する約25万1,000ドルの未払い金があったものの、すでに支払われたとも説明している。

シーバーは約20年間にわたってパートンの警備を担当し、彼女の死去を動画で世間に伝えたのもシーバーだった。ABC Newsの取材に対しては、接近禁止命令が出されているため、この件について公に話すことはできないと答えていた。

甥の弁護士「家族が静かに悲しめるように」

訴えの取り下げを受け、シーバーの弁護士は「シーバー氏は叔母のドリー、彼女の音楽、家族、そして彼女が残した素晴らしい功績を心から大切に思っています」とコメント。さらに、次のように述べた。

「家族全員が穏やかに悲しみと向き合い、ドリーが残した輝かしい功績を守り続けられるよう、この誤解を過去のものにできることを、シーバー氏はありがたく思っています」

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