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乃木が薫に正体を告白! 父との再会、そして野崎に銃口が――『VIVANT』第23話を振り返る

  • 2026.11.7
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日曜劇場『VIVANT』第23話より (C)TBS

日曜劇場『VIVANT』(TBS系/毎週日曜21時)の11月8日に放送される最終話・第24話(第2シーズン第14話)を前に、前週に放送した第23話のストーリーをおさらいする。

【写真】「三兄弟の感じ」「このメンツと飲みたい」 傷心の乃木を慰めるノコル、チンギス

大切な人たちを救うため、残された時間はわずか5分。1分刻みのカウントダウンが始まる。乃木家にいるのは、恋人で医師の柚木薫(二階堂ふみ)とジャミーン(本間さえ)、さらに二人の救出に駆けつけた乃木の義弟・ノコル(二宮和也)とバルカ共和国の警察官・チンギス(Barslkhagva Batbold)。自衛隊直轄の非公認組織「別班」の諜報員・乃木憂助(堺雅人)に、決断の時が迫る。

薫が知っているのは、乃木が丸菱商事の社員だということだけ。救出のさなか、彼が隠してきた正体が明らかになるのか。二人の関係は?

さらに、乃木の父で、解体された国際テロ組織「テント」の元リーダー、ノゴーン・ベキ(役所広司)をめぐる謎と、ジャミーンが狙われる理由が明らかになる。アゼルバイジャンでは、核融合情報をめぐる大きな取引へ。

第23話放送後には「あと1話で本当に終わる?」と、最終回目前とは思えない情報量に驚く声が相次いだ。

■猶予は5分、乃木とFが走る

別班の最高司令官・櫻井里美(キムラ緑子)は、乃木に告げる。今行けば、薫に正体を知られることになる、と。それでも4人の救出を優先し、「行きなさい!」と送り出した。

乃木の隣には別人格のF(堺雅人/二役)が現れ、事態を招いた責任は自分にあると認める。だが、乃木は「薫さんとジャミーンは僕が守る」と譲らない。Fは、守りたい相手を前に冷静でいられるのかと問う。最後の一手を担ったのは、乃木か、Fか?

やがて、乃木はC‐4(プラスチック爆弾)を巻き付け、4人のもとへ。それを切り札に周囲の注意を引きつけ、一瞬の隙を突いて、2秒足らずでその場を制圧。早撃ちには、第1シーズンに登場したテントのメンバーを思い出した視聴者から「ザイール…!」「射撃能力が化け物すぎる」と興奮の声が相次いだ。

「あなた何者なの!?」と薫が問い詰める。乃木はついに、「僕は、陸上自衛隊情報部諜報部隊『別班』です」と告白した。知人、親族、親にも正体を明かしてはならない。それが別班の掟だという。その掟があるからこそ日本は守られているのだ、と。

乃木は、薫にジャミーンが狙われていると明かし、二人で自衛隊の施設へ移るよう求める。薫はそれを受け入れたうえで、「乃木さんとの、これからのことは考えさせてください」と告げた。言葉を失う乃木。ジャミーンがそっと抱きつく。薫の言葉には「守って失うの、かなしい」など、二人の関係を案じる声が広がった。

「フラれたか」とチンギス。「つらいな、別班は」「島根には縁結びの凄い神様がいるんだろ」「しっかりしろよ、憂助(笑)」とノコル。張り詰めた救出劇から一転した名トリオの掛け合いには、「一瞬ほのぼの」と和む声も。3人は東京・神田明神を後に、夜の街へ歩き出した。

■死んだはずの父親が? 真相が明らかに

傷心の乃木は、ノコルやチンギスとともにベキの故郷・島根県奥出雲へ。叔父の乃木寛道(井上順)に温かく迎えられ、しばらくすると和服姿のベキと「テント」の幹部であるバトラカ(林泰文)、ピヨ(吉原光夫)が現れた。乃木は、かつて黒須たち別班員を撃った時と同じく、意図的に急所を外していたのだ。3人の顔に笑みはない。

「なぜ私を生かした?」とベキ。

ここでチンギスが胸にしまっていた思いを明かす。視聴者も「チンギスの魂の説得に涙…」と反応した名場面だ。両親を内戦で亡くし、孤児院で荒れていた自分を抱きしめ、勇気と希望を与えてくれたのはベキだった。だから、寿命が尽きるまで子どもたちを支えてほしい。そうすれば、天国にいる妻の明美さん(高梨臨)も笑顔で迎えてくれるはずだと訴える。

乃木は新たな名前が記されたパスポートを差し出した。世界の諜報機関には、3人とも死亡したと記録されている。子どもたちとバルカの未来のために生きてほしい。息子たちと、我が子のように成長を見守ったチンギスの思いにベキの表情は…。

さらに明らかになったのが、ジャミーンをめぐる7年前の出来事だ。

「テント」はある依頼を受け、情報ブローカーのタイラン・グリエワ(Milza Aghabayli)が握るデータを奪うため、アジトを襲撃。牢獄にいた核融合研究者のエリシャ・ママドフ(Manaf Dadasov)は、娘・プリシャ(野島瑠玖)の名前も国籍も変え、決して見つからないように守ってほしいとベキに委ねようとした。ベキは「この子には父親が必要だろう」と説得するが、エリシャは娘を自分から引き離してほしいと懇願。「信じてくれ。あの子と私が再び会った時、世界に混乱が巻き起こる」と。

さらにベキと一緒にいた、今は亡きアディエル(Tsaschiher Khatanzorig)へ何かを伝え、プリシャを託した。内容はベキにも伝えずに。やがてアディエルは「テント」を抜けて、彼女を別人として育てることを決意。その少女こそ、ジャミーンだった。エリシャはアディエルに何を託したのか。答えを知るには、本人に聞くしかない。乃木はエリシャへの接触を決め、次の作戦へ動き出す。

旅立つ前に、一行は出雲大社へ。二礼四拍手一礼を終えても乃木の祈りは続く。記念撮影では、寛道の娘・玲(伊勢佳世)がカメラを構え、一同を仕切る。ところが、「憂助さん、スマホを見ないで」と声をかけた直後、乃木はその場に膝をつく。薫から届いたメッセージには、何が記されていたのか? 予告で注目を集めていた乃木の涙。その理由に「良い意味で裏切られた」と驚く視聴者も。

■5000億円の取引、成功の裏に別の思惑

ベキたちがバルカへ戻る一方、乃木は核融合情報を入手するためタイランとの取引へ。櫻井に5千億円の一時調達と、70%程度回復した別班員・黒須駿(松坂桃李)の同行を求める。資金は、別班のスーパー・コンピューター、AIハヤト(声・高山みなみ)の計算力と、天才ハッカー・太田梨歩(花岡すみれ)の頭脳で、送金後すぐに回収する作戦だ。

取引の席には、警視庁公安部外事第4課の野崎守(阿部寛)や野崎の元エージェントのリュウ・ミンシュエン(漢字表記:劉銘軒/堺雅人・三役)の姿も。

タイランは、新たな買い手は日本だと告げる。そこへ乃木と黒須が現れた。声をかけても、野崎は無表情のまま。そして乃木は、自分と瓜二つのリュウと初めて向き合う。

乃木とリュウの初対面には「ずっと待ってた」の声が続出。さらに、「ドラムが生きてると知って笑ったな」と、野崎のわずかな表情を見逃さない反応も。『VIVANT‐Adventure Log‐』(TVer)の「V_Log#23」では、二人のシーンをはじめ、奥出雲に集ったテントのメンバーの撮影風景やベキの抜刀など、舞台裏にも見ごたえのある場面が続く。

タイランが求めたのは1兆円。乃木は「2000億でも高い」と押し返し、結果は乃木の想定どおり5000億円に。DNA鑑定でジャミーンがプリシャだと判明し、いよいよ送金へ。アゼルバイジャンの通信基地では、太田がAIハヤトへ指示を送り、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)が処理の推移を確認。その様子を、別班員・田代久美子(レイヤマダ)のエージェント・フィルザ(Gulnar Yunusova/声・甲斐田裕子)が、なぜか東条にピッタリ寄り添って見守る。5000億円は送金直後に回収され、取引は実質一銭も払わず成立した。

乃木と黒須は、エリシャと対面する。エリシャは、アディエルが約束を守ってくれたことを知り、乃木に核融合の情報を探す手がかりを託した。エリシャの言葉を伝える自動通訳機。その聞き覚えのある声を担当するのは、古川登志夫だ。盗聴器を警戒したエリシャは、アゼルバイジャン語で乃木に告げる。

「これからとてつもない冒険が始まる」―果たしてその意味は?

だが、部屋を出た乃木と黒須を、銃を構えた秘書たちが取り囲む。二人が別班だと知ったタイランは、その身柄まで取引材料にしようとしていた。核融合情報をめぐる交渉も、再び動き出す。

しかし、ジャミーンから核融合技術につながる情報は得られない。その行方を追う動きは、アディエルの自宅と関係者へ広がっていく。そして野崎の前でも銃口が上がる。この瞬間、「嫌だ嫌だ嫌だ」と、視聴者から悲鳴が続出。

「さようなら、愛しき人よ」。次の瞬間、銃声が響いた。

5分の救出劇を制し、薫に正体を明かし、父と再会し、5千億円の架空取引まで成立させた乃木。だが、「これから、とてつもない冒険が始まる」。その余韻を断ち切ったのは、一発の銃声だった。残るは最終回のみ。赤い饅頭から始まった任務は、誰を救い、何を守って終わるのか。

日曜劇場『VIVANT』第2シーズン最終話は、TBS系にて11月8日21時放送。

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