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卓球部顧問の「髪を短く切れば勝てる」に1人だけ逆らった部長→引退翌日に髪をバッサリ切ったワケ

  • 2026.11.6

筆者の友人であるYさんの話。中学生の頃所属していた女子卓球部は、顧問のK先生のワンマンチーム。結果は出ていたものの、常に理不尽で威圧的な指導を受けていたため、誰も逆らうことができなかった。夏の大会前、「髪の毛を短く切れば勝てる」と言い強制的に髪を切らせようと圧をかけてきたK先生に、部長だったYさんはたった1人で果敢に立ち向かっていくのであった。

ワンマン顧問、K先生

中学校時代に所属していた女子卓球部での話。3年生の先輩が引退した後、私は部長に抜擢された。私のとって一番のネックは顧問のK先生だった。K先生はとにかくワンマン。さらに理不尽、威圧的で、部員は皆言いなりになるしかなかった。

また、K先生は私たちの学年の職員でもあった。部活動でも、日頃の学校生活でも常にK先生と関わらなければならないストレスは相当なものだった。結果は出ていても、不満やつらさのほうが格段に大きく、辞めたいと思う毎日だった。

髪を切れば勝てる……?

夏の大会前、K先生は「髪を短く切れば勝てる」と言い出し、私たちに髪を切るように圧をかけてきた。案の定、翌日練習に行くと私以外の部員は全員ショートカットになっていた。

しかし私は、どうしても納得がいかなかった。髪を長く伸ばしたいから、という理由ではない。何もかもK先生の言いなりになる必要はないと思ったからだ。結局私は部長でありながら、部内でたった1人、自分の意思を貫いて髪を切らなかった。

髪を切っても切らなくても、その試合にかける思いや発揮できる力は同じであるということ、そして全てにおいてK先生の言うことを聞く【手駒】にになりたくない、という気持ちを込めて。

部内で唯一髪を切らなかった私が、“引退後にやってみせたこと”とは

もちろん、私はK先生の中で「たった1人だけ自分の指示に従わなかった生意気な部員」になった。これまでよりもさらにきつく当たられるようになった私だが、絶対に自分の思いを曲げることはなかった。

そして迎えた夏の大会。見事市内優勝を果たし、県大会へと駒を進めた。そして県大会でも上位に食い込み、更にその先の大会まで勝ち進んだ。勝ち進んでいく中で、K先生からは何の言葉もなかった。しかし、髪を切るか切らないかで勝敗がつくことではない、さらにそれを強要するということは間違っているということは、私が勝ち続けたことで見事証明された。顧問から何の言葉もなかったことも、私にとっては「顧問に勝った」と思える瞬間だった。

そして引退翌日、私は部員の誰よりも短く髪を切り、顧問の前を颯爽と歩いてみせたのだ。その時のK先生の苦虫を噛み潰したような顔は忘れられない。

自分の意思を貫くこと

K先生のプライドを逆撫でした私の行為は、果たして正しいものだったのかどうか分からない。しかし、たとえ大人と中学生という関係性であっても間違っていると思うことにまで同調し、言いなりになる必要はないはずだ。

自己主張をすることは大切なことである。そしてあのとき髪を切らないという選択をしてK先生に反抗した勇気は、自分にとっては今でも誇れるものだ。

【体験者:30代・女性、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:村木あすみ - Qoly-Sports&the Style

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