1. トップ
  2. エンタメ
  3. 来年デビュー45周年の原田知世さん「ただ増やすより、循環させる」50代で見つけた“物と気持ち”の整え方

来年デビュー45周年の原田知世さん「ただ増やすより、循環させる」50代で見つけた“物と気持ち”の整え方

  • 2026.11.7

ネックウォーマー¥22,000、ジャケット¥71,500、ジャンプスーツ¥85,800/すべてトゥジュー(トゥジュー 代官山ストア)、チュールラップスカート¥46, 200/マージ(エスアンドティ)、イヤリング¥14,300/ナナワタナベ、ネックレス¥440,000/トーカティブ(トーカティブ 表参道)

好きなものを選び、日々を心地よく整える。
そんな原田知世さんの感性は、おしゃれにも、住まいにも、音楽にも息づいています。
暮らしに宿るこだわりと、表現することの楽しさ、そして45 周年を迎える今の思いを聞きました。

大切にしているのは、ただ増やすだけではなく、”循環”させること

ニット¥59,400、中に着たドレス¥79,200/ともにサヤカデイヴィス(ショールーム セッション)、ネックレス(上)¥20,900、ネックレス(下)¥19,800/ともにシルコ、リング(右手薬指)¥36,300/ダニエラ・デ・マルキ( すべてアッシュ・ペー・フランス)、ネックレス(中)¥440,000/トーカティブ(トーカティブ 表参道)、左手人さし指・右手中指のピアスとしても着用可能なリング各¥14,300、(左手中指)¥15,400/すべてナナワタナベ

気に入ったものを、長く大切にしながら暮らす。そこに時間や思い出が重なっていくことも、住まいの楽しみ。
原田さんの部屋にも、自分の目で選び抜いたものが並んでいるそう。

「カーテンでも、照明でも、オブジェでも、ひとつひとつを愛でながら、これにしてよかった、と嬉しくなる空間をつくりたい。『このランプは10年前に旅先で買ってきたんだな』と当時の記憶までよみがえってくるのも楽しいんです」

大切にしているのは、ただ増やすだけではなく、〝循環〟させること。

「新しいものを迎える一方で、お別れするものも。飾るものも季節に合わせて入れ替えています。そうやって風通しをよくしておくと、気持ちも詰まりすぎず、ちゃんと流れていく気がするんです」

インテリアのベースは北欧モダン。ぬくもりと洗練が、心地よく溶け合う空間を目指しています。

「ソファもデンマークのもので、ブルーとグレーの間のような色に惹かれました。気に入ったものを揃えると、クッションの形を整えることさえ楽しいんですよね。自分なりの小さな儀式を持つことも、暮らしを豊かにする方法だと思います」

カーディガン¥217,800、ブラウス¥107,800、パンツ¥107,800/すべてフォルテ フォルテ(コロネット)、ネックレス¥38,500 /ナナワタナベ

そんな冬の部屋に、年末らしい華やぎを届けてくれるのが、ホリデーソングを集めたカバーアルバム『恋愛小説5~my whitedays』。

収録曲には、チェット・ベイカーの「Look for the Silver Lining」、松任谷由実の「サーフ天国、スキー天国」、くるりの「ばらの花」など、冬に似合う洋邦の名曲が並びます。

「桑田佳祐さんの『白い恋人達』は、土岐麻子さんのカバーを聴いたときに、あらためてメロディーや詞の良さを感じて。みんなが知っている曲でもあるので、どう歌ったらいいのかな、と迷いもありましたが、自分の世界観がつかめた瞬間からは、すっと物語の中に入れた気がします。ユニコーンの『雪が降る町』も、冬にぴったりの曲。聴くと、自分が20代だった頃の年末の情景が浮かんできます」

カバーすることは、原田さんにとって、自分自身を知る時間でもあります。

「ほかの方のアプローチを聴くと、こんな歌い方もあるんだ、と勉強になります。いつもは選ばない歌い方や声の出し方を試しているうちに、自分の癖やカラーも見えてくる。自分の曲ではしないことにトライできる場でもあるんです」

ショールジャケット¥143,000 /トゥジュー(トゥジュー 代官山ストア)、ブラウス¥66,000(シー ニューヨーク/エスアンドティ)、パンツ¥52,800 /ティーエスエス(ティーエスエス 代官山ストア)、ネックレス(上)¥15,400、(下)¥29,700、リング(左手薬指)¥13,200 /すべてシルコ、(左手中指)¥28,600 /ジェム・キングダム、(右手)¥36,300/ダニエラ・デ・マルキ(アクセサリーすべてアッシュ・ペー・フランス)、シューズ¥92,400 /ヘリュー(ショールーム セッション)

来年はデビュー45周年を迎える原田さんですが、数字にはあまり大きな意味を持たせずにいたいと考えているそう。

「今年はオーケストラ編成でのコンサートという、集大成といえるような経験ができて。ステージ上でオーケストラの音を浴びるというのは、こんなにも素晴らしいものなんだ、と。ファンの方と一緒に温かなものに包まれて、ふわっと上がっていくような幸せな感覚でした。今は、表現することをとても楽しめているので、来年はあまり周年を意識せず、自分の内側から自然に生まれてくるものを大切にしていきたいと思っています」

原田知世さんに聞く 一問一答

― 年末年始の恒例の楽しみは?
年越しそばは、鹿児島にあるお気に入りのおそば屋さんから取り寄せています。小学生の頃から、家族でドライブの途中によく寄っていたお店で、素朴な味わいが大好き。寒くなるといつも食べたくなるんです。友人がつくってくれるお正月飾りを飾るのも楽しみにしています。

― 今、旅行したい場所は?
20代、30代の頃とは、旅に求めるものが変わってきた気がします。今の自分にはどこが合っているのか、調べているところです。最近はYouTubeで秘境の動画を観て、満足してしまうことも(笑)。

― 最近観て、印象に残った作品は?
韓国ドラマの『おつかれさま』。演出もお芝居も、すべてが心に響きました。

TOMOYO HARADA
1967年生まれ、長崎県出身。1983年、『時をかける少女』で映画デビュー。近年の出演作に映画『35年目のラブレター』、ドラマ『あなたの番です』『スナック キズツキ』など。ホリデーソングをテーマにしたカバーアルバム第5 弾『恋愛小説 5~my white days』を11月4日にリリースしたばかり。

photograph: Isao Hashinoki[nomadica] styling: Chikako Aoki hair & make-up: Hiroko Ishikawa[eek] text: Hanae Kudo

大人のおしゃれ手帖2026年12月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中! ※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ