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京都府警察学校でハードな実践訓練に奮闘する若き新人警察官に密着!「向いてないかも…」悩み、もがいた23歳巡査の決断とは

  • 2026.11.6
©ABCテレビ

この春、京都府警察学校の門を叩いた新人警察官たち。悩み、もがきながら厳しい訓練に全力を注いだひとりの若い巡査の姿を追いました。

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取材班が密着したのは、京都府警察学校初任科第278期・第3小隊。大卒の22歳から社会人を経験した28歳までが、全寮制の生活を送りながら6か月間の新人教育に臨みます。

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交通取り締まりの授業に真剣に向き合うのは、須原葉月巡査(23)。警察官の道を選んだきっかけは、家族を襲った不慮の事故でした。4年前、父親が交通事故で脊髄を損傷。体に残る麻痺と闘い続けましたが、去年10月に帰らぬ人に。事件や事故を未然に防ぎ、自分のようにつらい思いをする人をひとりでも減らしたい――須原巡査の胸には、強い決意があります。

卒業まであと3週間あまりとなった9月1日、訓練は一段と厳しさを増していました。「もう一本!」「ダッシュやぞ!」。教官の声に追いたてられるように必死で道場を走る学生たち。警察独自の武道「逮捕術」も防具をつけ、実戦さながらに行われます。

訓練が終わり、学生たちが防具を外した直後、須原巡査に異変が起こりました。突然、過呼吸を起こしたのです。十分に体を休めて水分補給をし、まもなく回復しましたが、この日の訓練は特にハードだったよう。夕食時、学生たちは「今日ほんまにやばかった!」と口々にもらしていました。

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【動画】仲間たちと夕食を囲む一日の終りは貴重なリラックスタイム。須原巡査にも明るい笑顔が戻ります。

授業も大詰めを迎えていました。須原巡査らが臨んだのは、交通事故の初動対応訓練。“交差点で車とバイクが衝突した”という想定で、教官らが事故の当事者役を演じ、学生たちが必要な情報を聞き取っていきます。

警察官は当事者の安全を確保したうえで、事故の状況を正確に記録しなければなりません。須原巡査も聞き取りを進めますが、当事者の連絡先を聞き忘れていたことを指摘され、慌てて聞き直す場面も。

さらに問題が発生。聞き取りを行った学生たちがそれぞれ把握していた事故の状況に、大きな食い違いが生じていたのです。「現場で実際こういう状況が起きたら、もう一回聞かなあかん」「報告書も書かれへん」。教官から厳しい指摘が飛びます。

突きつけられる現場対応の難しさ。須原巡査の心は揺れていました。「ずっと向いていないなと悩んでいて。焦ってしまうと思い出せなかったり、間違いが多くなったり…」。不安な胸のうちを日誌に綴った須原巡査に寄り添ったのは、担任の平野竜二教官でした。

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教え子の悩みを知り、励ましの言葉をかけてくれた平野教官のおかげで「もっとがんばろうと前向きに考えるように変わった」という須原巡査。そしていよいよ9月17日、卒業前の最後の試練「警備実施訓練」に挑みます。

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暴動などに備えた訓練は、重さおよそ5kgの盾を手に整列した学生たちが、号令を合図に一糸乱れず動き、「駆け足、進め」で走り出すというもの。教官から「止まれ」の号令が出るまでひたすら走る、これまでの訓練の集大成です。

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「もっと出るぞ!」「声出せ!」と教官の檄が飛びます。終わりが見えない不安のなか、必死に食らいつく学生たち。「警察官には知力・体力・気力、3つの力が必要」「自分に負けない強い気持ちをもって、現場で活躍してほしい」。それが、卒業前に平野教官が伝えたかった思いでした。

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9月25日、卒業式の日がやってきました。入校から半年、それぞれの配属先へ巣立つ日。須原巡査の晴れ舞台には、父の遺影を胸に母親が駆けつけました。天国にいる父親へ、母と一緒に卒業報告ができたことに感無量の須原巡査。「いつも前向きだった」という父の生き方にならい、地域の人に親しまれるやさしく明るい警察官を目指します。

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新人教育に臨む若き警察官への密着取材は、10月21日(水)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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