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【漫画】「駅で待ってる。迎えに来て」と呼びつけ、車内でチキンを食べて眠りこんだ彼。家の前に置いていかれた彼の姿

  • 2026.11.6
【漫画】「駅で待ってる。迎えに来て」と呼びつけ、車内でチキンを食べて眠りこんだ彼。家の前に置いていかれた彼の姿

電話一本で呼ばれた夕方

仕事帰りの私に、彼が電話で迎えを頼みました

付き合っている彼から、仕事帰りの私に電話がかかってきました。

「駅で待ってる。迎えに来て。」

その日は朝から立ちっぱなしで、私もくたくたでした。それでも、困っているのなら放っておけません。友達との夕飯の約束を断って、車のキーを握りました。

駅前の道ばたに着くと、彼は携帯を手に持って立っていました。私の車に気づいても手を振ることはなく、当然のような顔で近づいてきます。

急に呼びつけたことへの謝りも、迎えへのお礼もありませんでした。

彼はチキンを食べて眠りこみ、起こした私に生返事をしました

助手席に乗りこむなり、彼は手にさげていた紙袋を開けました。

中身はフライドチキンです。たちまち車内に、油のにおいが広がりました。

食べてもいいかと聞かれることはありません。

食べ終えたチキンの骨を箱に戻し、足元に押しこむと、彼はスマホでゲームを始めました。

数分もたたないうちに、助手席から寝息が聞こえてきます。

迎えに来させておいて、おなかがいっぱいになったら眠るのです。

夕飯を断った私のおなかは、小さく鳴っていました。信号待ちで車が止まると、私は彼の肩にそっと触れて呼びかけました。

「運転してるの私なんだけど。」

「静かにして。着いたら言って。」

彼は目も開けずにそう言うと、窓のほうへ顔を向けてしまいました。

その横顔を見て、私は気づきました。彼にとって私は、呼べばいつでも来てくれる便利な足でしかないのです。

胸の中の熱が、すっと引いていきました。

彼の家の前で車を止めた私

私は彼の家の前で、もう迎えには来ないと告げました

彼の家の前に着いて、私は車を止めました。シートベルトは外さずにいました。

肩をたたくと、彼は大きなあくびをしながら体を起こしました。

『ああ、着いたか。助かった』と言って、ドアに手をかけます。

私は彼のほうへ顔を向け、まっすぐに目を見ました。

「次からは、タクシーで帰って。」

「迎えの運転は、もうしないから。」

自分でも驚くほど、落ち着いた声でした。この人のそばにいる限り、同じことが何度でも続くのだと思ったのです。

彼は家の前の道ばたに残され、私は車を出しました

彼は何を言われたのか分からない様子で、のろのろと車を降りました。

「え、何それ。冗談だろ?」

ドアが閉まったのを確かめて、私はそのまま車を出しました。

ミラーに映る彼は、家の前の道ばたに立ったまま、遠ざかる車を見ています。追いかけてくる様子はありません。

途中のコンビニに寄って、いちばん高いアイスを買いました。

車に戻って窓を少し開けると、チキンのにおいもようやく薄れていきます。ひとりになった車内は、行きより広く感じました。私は久しぶりに深く息を吸いました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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