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最新鋭のステルス戦闘機が見れるかも!?北陸の玄関口「小松空港」へ!航空自衛隊グッズや北陸スイーツに、金沢カレーも食べれる 【日本全国「空港」ガイド Vol.5】

  • 2026.11.5

日本各地にある空港は、飛行機に乗るときはもちろん、休日に遊びに行く場所としても楽しい。空港には、ご当地名物の料理やお土産などがそろい、展望デッキから飛行機の迫力あるシーンが眺められる。全国の空港それぞれの魅力を紹介するこのシリーズでは、今回、北陸最大の空港かつ空の玄関口「小松空港」を紹介する。

小松空港は人気観光地の金沢をはじめ、隣県の福井や富山からも、北陸新幹線の小松駅を経由してアクセスできる。そして、全国有数の和菓子王国で知られる金沢の土産を豊富に取り扱うほか、「金沢カレー」「小松うどん」といったご当地名物のグルメも、空港内で味わうことができる。

石川県にある小松空港。歌舞伎「安宅の関」にちなんで源義経と武蔵坊弁慶の像がある
石川県にある小松空港。歌舞伎「安宅の関」にちなんで源義経と武蔵坊弁慶の像がある

航空自衛隊との共用空港、いろいろな飛行機が見られる

石川県南部の小松市にある小松空港は、東京(羽田)、札幌(新千歳)、福岡、那覇の国内4都市に加え、韓国や台湾、香港などの国際線、また、ルクセンブルクなどを結ぶ国際貨物定期便もある。空港の正式名称は「小松飛行場」で、航空自衛隊小松基地と滑走路を共有する、日本海側で唯一の官民共用空港だ。

小松空港は北陸観光の玄関口。金沢や福井などへアクセスがよい
小松空港は北陸観光の玄関口。金沢や福井などへアクセスがよい

1944年に海軍飛行場として開設され、小松空港としての開港は1961年12月20日。北陸で最大の路線ネットワークを誇り、近年はインバウンド(訪日外国人観光客)の利用も多い。

空港入口には、歌舞伎「勧進帳」の舞台である「安宅の関」にあることにちなみ、武蔵坊弁慶や、当時の御家人・富樫泰家の銅像が立っている。小松市にある安宅の関は、全国的に有名だ。

「恐竜王国 福井」をアピールする動く恐竜とパネル
「恐竜王国 福井」をアピールする動く恐竜とパネル

到着ロビーでは、福井県の動く「恐竜」が出迎えてくれる。また、ベビーケアルームや子どもが遊べる「こまQキッズコーナー」があるなど、子連れも利用しやすい。ラウンジは一般エリアでクレジットカードのゴールド会員などが利用できる「スカイラウンジ白山」に加え、国内線搭乗待合室にANA、JALそれぞれのラウンジもある。

【土産】地元の小松や金沢、北陸の逸品ぞろい!航空グッズショップも

空港直営の売店「こまQショップ」が、1階、2階、国内線搭乗待合室内、免税店と4カ所ある。特に、保安検査場の前にある2階売店は、石川県の金沢や加賀、能登をはじめ、福井県や富山県も含め、北陸を代表する銘菓、珍味、日本酒や陶器・漆器など、多彩な商品が並ぶ。

「こまQショップ」2階売店は小松空港内で一番の品ぞろえ
「こまQショップ」2階売店は小松空港内で一番の品ぞろえ

おすすめのお土産は、創業170年超、老舗和菓子処の松葉屋が手掛ける栗蒸羊羹「月よみ山路」だ。ほのかな竹の香りが立ちのぼる葛を加えて蒸し上げた餡の、ほどよい甘さと歯ごたえ、栗の香ばしさが絶妙な逸品。小松市が誇る定番の名物土産である。

小松銘菓「月よみ山路」は栗蒸羊羹。手土産にすると喜ばれる
小松銘菓「月よみ山路」は栗蒸羊羹。手土産にすると喜ばれる

また、小松空港限定の「生どら焼」は、小倉、抹茶、栗、チーズの味があるほか、加賀百万石物語「ショコラどら」「ふんわりプリン生どら」なども。素材にこだわる石川県加賀市の和菓子屋「加賀陣屋」が製造し、小松空港キャラクター「こまQ」の焼印が入っているのがポイントだ。

小松空港限定のどら焼は空港のキャラクター「こまQ」の焼印入り
小松空港限定のどら焼は空港のキャラクター「こまQ」の焼印入り

そのほか、北陸を代表するスナック菓子「ビーバー」は、定番の味以外や詰め合わせも。Blendy(ブレンディ)の加賀棒ほうじ茶オレ、能登塩を使ったバターワッフルなど、店内には北陸のあらゆるジャンルの商品が並ぶ。

一方、ほかの空港と異なるのが、航空自衛隊のグッズが空港内で手に入ること。「ハイレートクライム」は、航空自衛隊や民間機などのグッズ約1200種類を取り扱うなど、飛行機ファンの間では有名な店舗だ。

自衛隊や民間機などの航空グッズショップ「ハイレートクライム」 画像:北陸エアターミナルビル株式会社
自衛隊や民間機などの航空グッズショップ「ハイレートクライム」 画像:北陸エアターミナルビル株式会社

また、バッグや雑貨などを販売するセレクトショップ「ALLEGRO トヨシマ」でも、航空自衛隊小松基地の関連グッズは人気という。ガチャガチャコーナーのなかにも、戦闘機のガチャが見られる。

「小松土産店 小松空港」では小松のご当地パン「頭脳パン」などを販売する
「小松土産店 小松空港」では小松のご当地パン「頭脳パン」などを販売する

さらに、「空の駅こまつ」が2026年3月にリニューアルして「小松土産店 小松空港」に名称変更。空港の地元である小松市の菓子やグッズなどを販売する。

1階到着ロビーの「こまQショップ」(手前)と「小松土産店 小松空港」
1階到着ロビーの「こまQショップ」(手前)と「小松土産店 小松空港」

ロングセラーの「頭脳パン」や「ホワイトサンド」で知られるあづまやのパン、小松市のイメージキャラクター「カブッキー」をかたどった最中やフロランタン、国際的に活躍するパティシエの辻口博啓さんが小松市の大麦を使って考案した「大麦バウム」など、こだわりの土産を探している人におすすめのお店だ。

【グルメ】地元名物「金沢カレー」「小松うどん」が食べられる!

小松空港のターミナル内にあるレストランは4カ所。飛行機に乗らずとも利用できる一般エリアには3店舗ある。

カフェレストラン「海とハクサン」は店内が広くて開放的な雰囲気
カフェレストラン「海とハクサン」は店内が広くて開放的な雰囲気

「海とハクサン」は、イタリアンが基本のカフェレストラン。生地から丁寧に作るピッツァや地元食材を使うパスタのほか、和牛100%のパテを使う店オリジナルのハンバーガー、単品料理やドリンクのメニューなども豊富にそろう。

店内専用Wi-Fiや電源もあり、パソコンでの作業や充電などでの利用も便利。広々とした空間は子連れのファミリーや、車椅子などでも利用しやすい。

小松市の老舗製麺所「中石」直営うどん店。地元の「小松うどん」が名物
小松市の老舗製麺所「中石」直営うどん店。地元の「小松うどん」が名物

「味の中石」は、創業80年以上の老舗製麺所直営のうどん店。霊峰白山の伏流水と地元食材で毎日仕込む喉ごしのよいつるつるの麺、日本海の荒波育ちの雑節と昆布、本醸造醤油を使った自家製だしの郷土料理「小松うどん」はぜひ味わいたい。

煮込み牛肉がおいしい「小松肉うどん」、打ち立て・ゆでたて・作り立てを冷たいうどんで麺の旨味が堪能できる「打ち立てざるうどん」、大きな白山なめこを自家製だしとろろ昆布で食べる朝限定「白山なめこうどん」などがある。カウンターのみ17席。

「空カフェ」の名物、金沢クラフトラガーはテイクアウトも可
「空カフェ」の名物、金沢クラフトラガーはテイクアウトも可

「空カフェ」では、自社オリジナルの「金沢クラフトラガー」と、ご当地名物グルメの「金沢カレー」が看板メニュー。金沢クラフトラガーは、通常のビールと比べて香りが強く、味わい深いのが特徴といい、出発時や到着後の1杯としておすすめだ。

金沢名物グルメ「金沢カツカレー」はぜひ一度食べたい味
金沢名物グルメ「金沢カツカレー」はぜひ一度食べたい味

そして、ステンレス皿で提供される「金沢カツカレー」は、カレーのルーが一般的なカレーより濃厚。しかも、カツがのっていてボリューム満点に見えるものの、付け合わせのキャベツと食べると意外なほど食が進む。金沢カレーも、現地で味わいたい一品だ。

【展望デッキ】民間機と軍用機、レアな貨物機まで見られる

ターミナルビル3階に、展望デッキがある。営業時間は7時から20時までで、入場無料だ。屋外に加え、屋内の休憩スペースもある。

展望デッキは入場無料。滑走路がよく見えるお立ち台(右)がある
展望デッキは入場無料。滑走路がよく見えるお立ち台(右)がある

国内線と国際線の旅客機のほか、平日は自衛隊機、またタイミングが合えば、貨物機が見られることもある。特に、貨物機は今や珍しくなったジャンボ機(ボーイング747-8F)で、展望デッキから見てもその大きさを実感できる。

ルクセンブルクの貨物会社「カーゴルックス航空」は日本国内の空港では成田と小松のみ
ルクセンブルクの貨物会社「カーゴルックス航空」は日本国内の空港では成田と小松のみ

また、航空自衛隊小松基地は、日本海側唯一の戦闘機部隊を擁する重要拠点。主力機である「F-15J/DJ」に加え、最新鋭ステルス戦闘機「F-35A」、救難機などが配備されている。

航空自衛隊小松基地が滑走路をはさんだ向こうに見える
航空自衛隊小松基地が滑走路をはさんだ向こうに見える

基地はターミナルビルのほぼ正面にあり、滑走路で離陸、着陸する様子や、駐機して作業する様子なども遠目に見られる。毎年秋の「小松基地航空祭」には、全国から10万人規模で集まり、F-15戦闘機の機動飛行やアグレッサー(飛行教導群)のフライトなどが人気だ。

【周辺施設】飛行機や飛ぶ仕組みの展示が充実、子ども向け遊具も

小松空港から徒歩約5分、入場無料の施設「石川県立航空プラザ」がある。日本海側にある唯一の航空博物館で、航空機の展示やシミュレーター体験などは飛行機ファンに人気が高い。

石川県立航空プラザは小松空港から徒歩約5分で入場無料の施設
石川県立航空プラザは小松空港から徒歩約5分で入場無料の施設

ブルーインパルス機や南極観測で活躍したスイス製のピラタス、F104戦闘機など17機もの実機が館内外に展示され、間近で見られる。また、航空機の歴史や飛行の原理などを模型やパネルでわかりやすく解説するほか、前・政府専用機の貴賓室展示は国内ここだけで貴重なので、ぜひ見ておきたい。自衛隊や戦闘機、民間機の航空グッズがそろう売店もある。

また、「ぶ~んぶんワールド」は、国内最大級の飛行機型大型遊具を備えた子ども向けの屋内広場。子どもから大人まで季節や天候に関係なく楽しめる施設で、地元でとても人気という。空港での待ち時間に立ち寄る、休日のおでかけスポットとしてもおすすめだ。

■石川県立航空プラザ

住所:石川県小松市安宅新町丙92

電話:0761-23-4811

時間:9時~17時(売店は16時30分で閉店)

定休日:年末年始(12月29日~1月3日)

料金:無料(シミュレーターは有料)

【交通アクセス】金沢まで直通バス、北陸新幹線の小松駅も便利

小松空港と金沢駅(西口)を結ぶリムジンバス(所要約50分)は、飛行機の出発・到着に合わせて運行されている。また、北陸新幹線の小松駅と空港を結ぶ路線バス(所要約15分)や、小松空港~福井駅(東口、所要約55~60分)のバスもある。

JR・IRいしかわ鉄道の小松駅にある小松空港行きバス乗り場
JR・IRいしかわ鉄道の小松駅にある小松空港行きバス乗り場

空港駐車場は、入場から30〜60分無料(駐車場により異なる)。また国際線の利用者(乗り継ぎ含む)のみ無料となっている。

自衛隊機に航空ショップやミュージアム!1日遊べて食べて買い物も

自衛隊と滑走路を共用する空港が全国各地にあるなかで、小松空港では航空自衛隊の主力機やアグレッサー(飛行教導群)などが見られるほか、旅客機も1日に何便も飛来し、ジャンボの貨物機が来る日もある。

また、飛行機を17機も展示する航空博物館が徒歩圏内にあり、しかも無料なのも魅力的だ。空港内やその博物館で自衛隊などのグッズがたくさん販売されているのも全国的に珍しく、飛行機好きにはたまらない。

自衛隊機と民間機が見られる空港として航空ファンに人気が高い
自衛隊機と民間機が見られる空港として航空ファンに人気が高い

金沢は、加賀前田家に由来する和菓子王国である。そのおいしさは全国トップクラスで、空港には定番から新商品まで一堂にそろう。金沢カレーや小松うどんなどご当地グルメも、北陸を離れる直前、また着いてすぐ味わえるのもいい。東京はじめ全国から飛行機で、また近くへ行った際など、足を運んでみてはいかがだろうか。

■小松空港

住所:石川県小松市浮柳町ヨ50

電話:0761-21-9803 (小松空港 案内所)

時間:6時25分~22時15分(無休) ※飛行機の運航状況による、レストラン・カフェやショップなどは店舗によって異なる

取材協力=北陸エアターミナルビル株式会社、石川県立航空プラザ

取材・文・写真(クレジット掲載以外)=シカマアキ

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