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「氷上の格闘技」アイスホッケーに上品さを求めた保護者 → その息子に待っていた【まさかの結末】

  • 2026.11.4

これは、アイスホッケーの成年男子の試合で夫を応援していた私が、近くの席の保護者から「野蛮だ」と注意された話です。「氷上の格闘技」とも言われる競技に上品さを求めたその保護者の息子が、その後どうなったかというと──。

「氷上の格闘技」と呼ばれる成年男子の試合

これは、娘が6歳ごろ、まだ九州に住んでいた時の話です。その日、私は夫が出場するアイスホッケーの成年男子の試合を、観客席で観戦していました。

成年男子の試合では、ボードに体を押し付けてパックを奪う「チェック」と呼ばれる接触プレーが認められています。

ぶつかる音も見た目も激しく、アイスホッケーは「氷上の格闘技」とも言われる競技です。夫からは、チェックには選手の気持ちを高め、集中力を上げる面もあると聞いていました。

選手へのリスペクトから送っていた声援

私はチェックを勧める立場ではありません。ただ、アイスホッケーはチェックのある競技だと理解していました。

氷上で戦う選手へのリスペクトから、チェックで相手を止めれば歓声を上げ、味方が押さえ込まれる場面では「もっとやれ、もっと頑張れ」とエールを送っていました。

観客席には、中学3年生の男子選手の保護者も観戦に来ていました。

夫は、その子が小学生でジュニアチームにいた頃に、指導したことがあります。中学生になってからは、夫が指導する機会はありませんでした。

「ちょっとそれ、野蛮だからやめた方がいいよ」

試合の途中、私の斜め前、隣のブロックに座っていたその保護者が振り向き、「ちょっとそれ、野蛮だからやめた方がいいよ」と言ってきました。その保護者自身は声を出さず、鳴り物を「パンパンパン」と鳴らして応援していました。

私は「すみません」と謝り、声援を拍手に切り替えました。

帰宅してからも、チェックがあって当たり前の競技なのに、という思いが残りました。

翌春、県外の強豪校へ進んだ息子さん

その翌春、保護者の息子さんは、高校進学をきっかけに県外の強豪校へチャレンジしました。

しかし体が追いつかず、「みんな乱暴だから」とアイスホッケーをやめ、学校も辞めて地元に帰ってきたそうです。これは、小学生の頃に指導していた縁で、夫が息子さん本人から直接聞いた話です。

息子さんは、スピードがあり、磨けばセンスが光る選手だと、私の目には映っていました。それだけに、保護者の感覚だけで可能性が閉ざされてしまったように思えてなりません。

私は今も、プロアマを問わず、氷上で戦う選手たちに声援を送り続けています。

【体験者:30代・女性、回答時期:2026年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:村岡栞里 - Qoly-Sports&the Style

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