1. トップ
  2. ボブにしたいけど勇気が出ない? 答えは、前髪ありの“ミディボブ”

ボブにしたいけど勇気が出ない? 答えは、前髪ありの“ミディボブ”

  • 2026.11.2
Getty Images

あごをかすめるボブやピクシーカットといったショートヘアは、いつだって確かなインパクトを放つ。瞬時にフレッシュなムードをまとわせながら、地毛の質感の良さを最大限に引き出してくれる魅力的なヘアスタイルだ。

でも、バッサリ切る覚悟はまだない。もう少し緩やかに変わりたい。それなら、テイラー・スウィフトのお手本にならい、前髪を合わせた“ミディボブ”に挑戦してみよう。テイラーはここ数年の大半をロングヘアで過ごしてきた。だからこそ、少しずつ丈を詰めていくこのやり方は、乾燥した毛先や枝毛を取り除けるうえ、ショートヘアへの移行を無理なく後押ししてくれる。

Valentina Valdinoci / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

「ハーシェソンズ」のCEOを務めるヘアスタイリスト、ルーク・ハーシェソン氏はこう説明する。「ミディボブは、クラシックなボブとロングヘアのちょうど中間にある絶妙なスタイルです。丈はあごのラインと鎖骨の間に収まることが多く、短くシャープなカットよりも柔らかく、こなれた印象を与えてくれます。私が気に入っているのは、作り込んだ感じや気取った感じがしないこと。そこに前髪を足せば、フォルムに新たな表情がすぐに生まれます。顔を縁取り、長さの単調さを断ち切って、カットに個性を与えてくれる。シンプルなボブをその人らしい一本に変えるのは、往々にしてこうした小さなディテールなのです」

Francesca Babbi / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

「アーカイブ ヘッドケア」の創設者でもあるヘアスタイリスト、アダム・リード氏も同意し、こう続ける。「ミディボブの魅力は、美しくクラシックなものと、きわめてモダンに感じられるもの。その二つのバランスが取れていることです。ボブは、時代ごとに新しい形で生まれ変わり続けるヘアカットです。なかでもミディ丈は、窮屈さを感じさせないところが特に優秀だと思います」

前髪ありのミディボブを選ぶべき理由はその汎用性だ。アップにもダウンにも対応し、どんな髪質やカールの強さにも合わせて調整できる。「さらに、前髪もアレンジ自在です」とハーシェソン氏。「カーテンバングでも、柔らかなボトルネック型でも、もう少し重めでもいい。大切なのは、地毛の質感と闘うのではなく、それに寄り添うバージョンを見つけることです」

オーダー前に知っておきたいこと

どのヘアカットにも言えることだが、何よりもまず、自分の髪が本来どう収まるかを知っておきたい。「前髪は顔の真ん中、いちばん目立つ場所に収まります。だから生えぐせや毛流れ、髪の質感が重要になるのです」とハーシェソン氏は語る。

「前髪とカット全体との関係性も考える必要があります。ボブはときにかなりグラフィックな印象になるので、私は柔らかさと動きを含ませた前髪を合わせることが多いですね。そのほうがルック全体がモダンで、日常になじむものになります」

Getty Images

前髪が初めてなら、アレンジの幅が広い長めのカーテンバングか、柔らかく横に流すスタイルから始めるのがいいとリード氏は助言する。前髪には定期的なカットと手入れが欠かせないから、自分のライフスタイルに合わせて調整してもらうことも忘れずに。「私からの一番のアドバイスは、参考画像を持参すること。ただし、誰かの前髪をそっくり再現しようとするのではなく、あなたの髪に合わせた解釈は美容師に委ねてください」

髪質別に仕上げる前髪ありのミディボブ

髪に万能の正解はない。それでも、どんな髪質でも端正かつリラックスした仕上がりが叶うよう、ハーシェソン氏が髪質別のコツを教えてくれた。

クセやカールのある髪 : カールをボブのフォルムへ無理に押し込めないこと。自然な動きを生かし、力強いシルエットを作ることに集中しよう。「ハーシェソンズ」の“オールモスト エブリシング クリーム”を少量なじませてディフューザーで乾かせば、スタイリングを重ねるよりずっといい結果になることが多い。カーリーヘアの前髪は、少しルーズで完璧すぎないくらいが最高に決まる。

毛量が多い髪 : ポイントは、髪の重さを味方につけること。内側にレイヤーを入れれば、誰もが愛するふくらみは保ったまま、シルエットが三角形に広がるのを防げる。スタイリングではなめらかに整えすぎないで。少しの質感こそが、ミディボブをモダンに見せてくれる。

Francesca Babbi / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

ストレートヘア : シャープなボブのシルエットをいちばん美しく際立たせるのが、この髪質だ。ただし髪がぺたんこに見えやすいなら、毛先に動きを足すか、テクスチャースプレーでスタイリングしたての整いすぎた印象を外してみて。目指すのは、切って1〜2日なじんだような佇まいだ。

細く柔らかな髪 : ミディボブは髪の重さをひとつの力強いフォルムに集約するので、細く柔らかな髪をむしろ豊かに見せてくれる。プロダクトは軽いものを選び、根元に重いものをつけるのは避けること。柔らかな前髪が顔まわりにふっくらとした錯覚を生み、ヘアカット全体の存在感を底上げしてくれる。

Realization : Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ