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「週に一度は聞かれる」。マライア・キャリー、噂のグランジ・アルバムに“#まだ”

  • 2026.11.2

マライア・キャリーが、アルバム『Glitter』の25周年記念盤の発売にあわせて、ネット掲示板「Reddit」の質問企画に初めて登場した。長年うわさされてきたグランジ・アルバムについての答えは「#まだ」。代表曲「Loverboy」のMVも4Kでよみがえった。(フロントロウ編集部)

25年越しで、ようやく手に取れる形に

2001年の発売当時は正当な評価を受けられず、ファンの「#JusticeForGlitter」キャンペーンで息を吹き返した『Glitter』。その25周年記念盤とアナログ盤の発売が発表されたのは、夏の終わりのことだった。そして予定どおり10月30日に『Glitter (25th Anniversary)』が世に出て、オリジナルの発売以来はじめてのアナログ盤も店頭に並んだ。

マライア・キャリー『Glitter (25th Anniversary)』デジタル・デラックス版ジャケット写真
画像提供:ユニバーサル ミュージック

ストリーミングで聴けるデジタル・デラックス版は、15曲を追加した全27曲の大ボリューム。マライア個人のアーカイブから掘り出された音源には「Lead The Way (1997 Version)」「Want You (Mariah Only Version)」「All My Life (A Cappella)」などが並ぶ。「Never Too Far」の作曲セッションを収めたインタールードとラフ・デモからは、あのバラードが形になっていく過程をたどれる。ウエストライフと歌った「Never Too Far / Hero (Medley)」や、ツアーで披露した「Glitter Medley (Live from the Caution Tour)」も収められ、チャンネル・トレス、ロシェル・ジョーダンとのコラボレーションも加わった。

発売日、マライアはファンネーム「ラムズ」に向けてSNSでメッセージを送っている。かつてはこの作品に触れることさえできなかった時期があったと打ち明けたうえで、ファンが#JusticeForGlitterを実現してくれたおかげで、いまは誇りと満面の笑みでこのアルバムを振り返ることができると感謝を伝えた。

Redditで答えた“グランジ”とプリンス

25周年にあたって受けた取材は、Redditの質問企画「AMA(Ask Me Anything)」だけ。マライアがこの企画に参加するのは初めてで、ファンからの質問に次々と答えた。

なかでも注目を集めたのが、ファンのあいだで何年もささやかれてきた“幻のグランジ・アルバム”の話題。マライアは「この質問、週に一度は聞かれるの。答えは……#まだ(これはヒントよ!)」と返し、否定はしなかった。

デビュー前に同じスポーツバーで働いていたこともあるレニー・クラヴィッツとのコラボを望む声には、「私もレニーが大好き。レニー、これを見ていたら電話して!」と呼びかけた。故プリンスと一緒に作ったという曲については、完成させずに終わり、いまはどこにあるのかも分からないと明かしながら、彼への変わらぬ愛を口にしている。

「Loverboy」MVは35ミリフィルムから4Kに

記念企画として、代表曲「Loverboy」のミュージック・ビデオも4K修復・リマスター版で公開された。監督はデヴィッド・ラシャペルで、撮影は2001年5月、ロサンゼルス・カウンティ・レースウェイで行われた。

修復作業では、未編集のオリジナル35ミリフィルムを1コマずつ真の4K解像度でスキャンし、オリジナル版に合わせてショットごとに組み直した。カラーグレーディングもやり直し、2001年版のテンポやパフォーマンスはそのままに、フィルム本来の豊かな階調が引き出されている。

アナログ盤は3種類

アナログ盤は通常盤のほか、UNIVERSAL MUSIC STORE限定のデラックス盤、さらに直筆サイン入りリトグラフが付いた限定デラックス盤の3種類が用意された。

マライア・キャリー『Glitter』通常アナログ盤
画像提供:ユニバーサル ミュージック
マライア・キャリー『Glitter』直筆サイン入りリトグラフ付き限定デラックス盤
画像提供:ユニバーサル ミュージック

同時多発テロの当日、2001年9月11日に発売されたことで不運な船出となったアルバムは、17年後にファンの手でiTunesのアルバム・チャート1位に押し上げられた。25年目のいま、ようやく本人が胸を張って祝える作品になったのかもしれない。

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