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物価高の中、節約意識が高まっても「安さを最優先する人」は7.7%!成城石井が“プチ贅沢”に商機を見いだす理由

  • 2026.11.2

「最近、食品の値上がりが気になるな……」と感じ、外食を控えて自炊するようになった人もいるのではないだろうか。しかし、自炊に使う食品の値上がりも続いており、9月には今年最大級となる約5000品目の食品がいっせいに値上がりした。

一方、成城石井が実施した調査では、普段の買い物で「価格最優先」と答えた人は7.7%にとどまった。節約意識が高まるなかでも、安さだけではなく、価格に見合う価値や満足感を求める消費者の姿が浮かび上がっている。あわせて、自炊する機会が増えたことで、「味付けや食材のワンパターン化」といった悩みもみられた。

株式会社成城石井 商品本部 商品部 次長の坪井さんより開発背景が語られた 画像提供:株式会社 成城石井
株式会社成城石井 商品本部 商品部 次長の坪井さんより開発背景が語られた 画像提供:株式会社 成城石井

「安ければ何でもいい」わけじゃない?

成城石井が公式アプリを利用するユーザー約3600人に行った調査によると、自炊における悩みは「味付けや食材のワンパターン化」が約6割を占めた。特に20〜30代からは「食卓にワクワク感がない」「プロの本格的な味が恋しい」といった、切実な“自炊へのお悩み”の声が寄せられたという。

一方で、おもしろいのが買い物の意識だ。物価高のなかでも、「とにかく一番安いものを買う」と答えた人は、全体の7.7%。これに対し、「価格に見合う価値があるか」を重視する人は51.0%、「本当に必要か」を吟味する人は32.1%で、価格に見合う価値や必要性を見極めて買い物する人の割合が8割を超えた。

「安ければ何でもいい」のではなく、無駄な出費は抑えつつも、食卓には手軽さやおいしさ、ちょっとした特別感を求める――そんな消費者心理がうかがえる。

画像提供:株式会社 成城石井
画像提供:株式会社 成城石井

「自炊疲れ」と「プチ贅沢」のスキマを突く新戦略

そんな“自炊の負担や不満”と”プチ贅沢したい気持ち”のスキマを狙って、成城石井が仕掛けたのが、この秋約2カ月にわたり約80品もの新商品を続々投入するお祭り企画だ。

開発を担当した成城石井の坪井元(つぼいはじめ)さんは、今回の狙いをこう明かす。

「外食を控えて"家ナカごはん”化が進む一方で、『毎日の料理がワンパターンになりマンネリする』というお悩みを本当に多くいただきます。だからこそ単なる時短だけでなく、おうちの食卓で手軽に『お店のような本格感』や『新しい味の発見』を楽しんでもらえる商品をご用意しました」

店頭には、自社の料理人の本格レシピを再現した贅沢なパスタソースや、有名店とコラボした本格カレーなどが週替わりで続々と登場する。ただ手間を省くだけでなく、「ちょっといいものを食べて気分を入れ替えたい」という忙しい現代人の心を絶妙にくすぐるラインナップだ。

会員制の名店を展開する「新進気鋭」グループのカレー 画像提供:株式会社 成城石井
会員制の名店を展開する「新進気鋭」グループのカレー 画像提供:株式会社 成城石井

坪井さんは次のように自信をのぞかせる。

「『おいしさに納得できるものには、ちゃんとお金を払いたい』というお客様の気持ちに全力で応えて、毎週ワクワクするようなおいしさをお届けしていきます」

節約ばかりでちょっと疲れた日こそ、自分への小さなご褒美として「納得できる一品」を選んでみるのも悪くなさそうだ。

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