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西島秀俊主演『存在のすべてを』に佐藤浩市、高橋一生、木村文乃、鈴木杏が出演!物語にさらなる奥行きを与える人物たちのソロカットも到着

  • 2026.11.2

西島秀俊が主演し、広瀬すずが共演する『存在のすべてを』(2027年2月5日公開)。本作に佐藤浩市、高橋一生、木村文乃、鈴木杏が出演していることが明らかになった。

【写真を見る】『存在のすべてを』で謎の“天才写実画家”かつ未解決誘拐事件の“沈黙の被害者”を演じる志尊淳

本作は第9回渡辺淳一文学賞を受賞した塩田武士の同名小説を『64‐ロクヨン‐』(16)、『ラーゲリより愛をこめて』(21)などを手がけた瀬々敬久監督のもと映画化するミステリー巨編。1991年に発生し、未解決のまま時効を迎えた前代未聞の「二児同時誘拐事件」。一方の児童は無事発見されるも、もう一方の児童は行方が掴めないまま3年が経った。ある日突然、児童が祖父母宅に姿を現すが、行方不明だった3年間については固く口を閉ざし続ける。そして、事件は未解決のまま30年。新聞記者の門田次郎(西島)は、旧知の刑事の死をきっかけにこの事件の真相を追うことに。

このたび解禁されたのは、物語の深層にさらなる奥行きを与える4名の実力派キャスト。『64‐ロクヨン‐』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝き、『春に散る』(23)でも瀬々監督とタッグを組んだ佐藤が演じるのは、謎多き天才写実画家の如月脩を支援する銀座の老舗画廊「六花」の店主、岸朔之介。強い信頼関係にある瀬々との撮影について佐藤は、「演じる役の『立ち位置』について、監督とお互いの経験値からくる『暗黙知』で認識をすり合わせながら撮影に臨みました」と現場での充実した日々を述懐している。

『嘘を愛する女』(18)、『空飛ぶタイヤ』(18)などで第31回日刊スポーツ映画大賞助演男優賞を受賞、その後もドラマ、舞台でも数々の賞を受賞し、第一線を走り続ける高橋が演じるのは、朔之介に比類なき才能を見いだされていたものの、消息不明となった写実画家の野本貴彦。今回、本作への絵画提供と監修を担当する、内閣総理大臣賞の受賞歴を持ち、日本の写実絵画界を代表する画家、大畑稔浩のもとで絵画指導を受けて役に挑んだ高橋は「『写実とはなにか』を教わった時、僕が目指しているお芝居の感覚にすごく近いものを感じて、それがとても衝撃的で写実画にのめり込んでいきました。多くの方に共感していただける素敵な登場人物たちの『人間らしさ』に触れて、みなさんに楽しんでいただけることを願っています」と、本作での確かな手応えを語っている。

連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や「ザ・ファブル」シリーズ、さらに高橋が主演を務めた『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)など話題作に多数出演し、ナチュラルな佇まいと存在感で魅了する木村が演じるのは、野本貴彦の婚約者である木原優美。高橋とともに愛おしくもせつない本作に挑んだ木村は、「『人生はつらいことや悲しいことばかりではない』と観てくださる方にそっと寄り添えるような存在でいたいと思いながら撮影に臨んでいました」と作品に込めた想いを明かす。

『リターナー』(02)で日本アカデミー賞新人俳優賞、舞台では第28回読売演劇大賞優秀女優賞大賞を受賞するなど、確かな演技力で作品ごとに異彩を放つ鈴木が演じるのは、門田の取材に応じるなかで、30年間誰にも明かさなかった“ある手紙”の存在を告白する、被害児童の実母、内藤瞳。複雑な心情を抱える難役に挑んだ鈴木は「無気力でどこかアンバランスな、自分の人生に抗えなかった彼女の内面の揺らぎを、私なりに大切に汲み取りながら演じました。みなさんがどう受け取ってくださるのか、とても楽しみです」と決意と期待を語っている。

『存在のすべてを』に佐藤浩市、高橋一生、木村文乃、鈴木杏が出演! [c]2027「存在のすべてを」製作委員会 [c]塩田武士/朝日新聞出版
『存在のすべてを』に佐藤浩市、高橋一生、木村文乃、鈴木杏が出演! [c]2027「存在のすべてを」製作委員会 [c]塩田武士/朝日新聞出版

あわせて解禁となった各キャラクターのソロカットでは、画廊で深みのある重厚な佇まいを見せる朔之介、アトリエで穏やかながらもどこかせつない表情を浮かべる貴彦、木漏れ日のなかで優しく微笑みかける優美、そして壁に背をもたれながら物憂げな眼差しを向ける瞳の姿が収められている。

空白の3年間に隠された真実と運命が交錯する『存在のすべてを』。実力派キャストの共演をスクリーンで堪能してほしい。

<コメント>

●佐藤浩市(岸朔之介役)

「瀬々監督とは何度もタッグを組んできた仲ですが、昭和の映画作りのよさといまの時代との折り合いをつけるのが非常にうまい方です。今回演じる岸朔之介という人物の『立ち位置』について、監督とお互いの経験値からくる『暗黙知』で認識をすり合わせながら撮影に臨みました。本作でキーとなる写実画について、僕自身これまであまり深いなじみがありませんでした。絵画の面白さはまた違ったところにあると思っていたんです。それが現場を経験して、逆に『写実の世界の奥深さ』のようなものを改めて認識させられたと感じています。この映画は、自分の置かれた状況だけでなく、物事を多角的に見つめる目線を与えてくれる作品です。自分自身の立場や子どもとの距離感など、様々なことを思い浮かべながらじっくり鑑賞していただけたらと思います。ぜひ劇場でご覧ください」

●高橋一生(野本貴彦役)

「瀬々組には初めての参加でしたが、誠実に作品に向き合う方ばかりで、僕自身もこれからの自分の在り方を見つめ直すような、とてもいい経験ができたと感じています。今回、役へのアプローチの軸になったのは『絵』でした。絵画の指導をしていただいた大畑稔浩さんから『写実とはなにか』を教わった時、僕が目指しているお芝居の感覚にすごく近いものを感じて、それがとても衝撃的で写実画にのめり込んでいきました。現代で失いかけてしまっているかもしれない『人間の根源』というテーマと共に、都合や合理性だけではない、人間の愚かさや美しさが内包されている作品になっていると思います。多くの方に共感していただける素敵な登場人物たちの『人間らしさ』に触れて、みなさんに楽しんでいただけることを願っています」

●木村文乃(木原優美役)

「初めての瀬々組は、お芝居にじっくり向き合える『これぞ映画の現場』という非常に贅沢な環境でした。時間に追われるのではなく、『いま撮れるベストを尽くそう』という現場の熱量に、この世界に入りたての頃に抱いた『映画人の方々に交じって映画を作っている』という原点のようなうれしい感覚が蘇り、本当に素敵な時間を過ごさせていただきました。私が演じた木原優美という役を通して、『人生はつらいことや悲しいことばかりではない』と観てくださる方にそっと寄り添えるような存在でいたいと思いながら撮影に臨んでいました。悲しみのなかにも温かな『希望』を感じていただける作品になっていますので、ぜひ気負わずに劇場で受け取っていただけたらうれしいです」

●鈴木杏(内藤瞳役)

「瀬々監督と20年以上ぶりにご一緒でき、また瀬々組に参加できるんだということがすごくうれしかったです。初めて脚本を読んだ時、私自身『この壮大なスケールの物語がどう映像化されるんだろう』とワクワクしましたし、同時に、役者の表現によって『深めがいのある作品』だと感じました。私が演じた内藤瞳は、端から見れば『ひどい親』という記号的な存在かもしれません。でも、ただのわかりやすい人物にはしたくなかった。無気力でどこかアンバランスな、自分の人生に抗えなかった彼女の内面の揺らぎを、私なりに大切に汲み取りながら演じました。観る時の立場、環境、年齢によって共感する人物が変わるような、色々な視点で楽しめる映画です。みなさんがどう受け取ってくださるのか、とても楽しみです」

文/サンクレイオ翼

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