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「趣味なんだから、文句言われる筋合いはない」朝4時の大音量に悩む私。だが、自治会長が見せた一枚の紙に書いてあったのは

  • 2026.11.2

明け方の住宅街に響く大音量の音楽

私の家と同じ通りに、改造したバイクを持つ家族が住んでいました。

困っていたのは、その家族が出す音です。

朝4時ごろに車で帰ってくることがあり、その際、大音量の音楽が流れているのです。

静かな住宅街ではよく響き、私はそのたびに目を覚ましていました。

バイク仲間が集まる日もありました。

仲間の車がほかの家の前に停められ、そこからも大きな音楽が流れてくることがあったのです。

ある明け方、また音楽で起こされた私は、パジャマの上に上着を羽織って外へ出ました。

その家の父親は、改造バイクのそばでエンジンの調子を見ていました。

近くでは、車から音楽が流れています。

「すみません。音楽を少し小さくしてもらえませんか」

父親はこちらを振り向きました。

「え?何ですか、こんな時間に」

「音で目が覚めてしまって。まだ寝ている家も多い時間なので…」

すると父親は、不満そうな顔になりました。

「趣味なんだから、文句言われる筋合いはない」

「趣味のことじゃなくて、音を小さくしてほしいんです」

「嫌なら、窓を閉めとけよ」

父親は私の家のほうを指し、そう言いました。

これ以上話しても聞いてもらえそうになく、私は家に戻りました。布団に戻って耳をふさいでも、なかなか眠れませんでした。

自治会長が広げた、名前の並んだ紙

翌日、私は自治会長に相談しました。

すると、ほかの家からも同じような相談が何件も寄せられていると教えてもらいました。

「ほかの方からも聞いているんです。自治会として、きちんと伝えましょう」

自治会では、相談を寄せた家の名前を連ねた申し入れの紙が用意されました。

別の日の昼、自治会長がその紙を持って問題の家を訪ねました。私と近所の人たちは、少し離れた道ばたから見守っていました。

玄関に出てきた父親は、自治会長の話を聞くと腕を組みました。

「また音の話ですか。趣味なんだから、文句言われる筋合いはないですよ」

自治会長は落ち着いた口調で答えました。

「趣味をやめてほしいわけではないんです。ただ、朝4時ごろの音楽は控えていただきたいんです。それと、ほかの家の前への駐車もやめていただけませんか」

「そんなに迷惑をかけていますか?」

「こちらを見てください。相談を寄せた方のお名前です」

自治会長が紙を広げると、父親はそこに並んだ名前をじっと見つめました。

「一軒だけの話ではないんです。このまま続くようなら、改めて皆さんで話し合う場を設けたいと思っています」

父親は黙り込みました。さっきまで組んでいた腕を下ろし、もう一度紙に目を落としました。

そして、道ばたにいる私たちに気づくと、顔を赤くしてうつむきました。

何か言い返すのかと思いましたが、父親は何も答えず、そのまま玄関の扉を閉めました。

それ以降、明け方に大音量の音楽が響くことはなくなりました。ほかの家の前に知らない車が停まることもなくなりました。

私一人でお願いしたときは聞いてもらえませんでしたが、自治会を通して近所の人たちの声を届けたことで、ようやく状況が変わりました。

今では、窓を開けていても朝まで静かに眠れています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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