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『クリミナル・マインド』通算20シーズンで終了、撮影後に突然の決定

  • 2026.11.1

2005年に始まった犯罪捜査ドラマシリーズ『クリミナル・マインド』が、通算シーズン20にあたる『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション』の第5シーズンをもって、米パラマウント+での展開を終えることになった。最終シーズンの撮影はこの秋にすでに終了しており、ショーランナーも突然の幕引きだったことをにじませている。(フロントロウ編集部)

『クリミナル・マインド』好調のさなかに終了へ

米Deadlineが米時間10月30日に報じたところによると、終了が決まったのはごく最近のこと。スカイダンスの消費者向け配信事業で共同会長兼チーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるケイシー・ブロイズ氏のもと、パラマウント+の新経営陣による初の正式な打ち切りになるという。

ただし、関係者によると、今回の判断は旧経営陣の提言を受けたものだったとされる。その旧経営陣は今年3月、シーズン19の米国配信開始となる5月28日を待たずに、シーズン20の制作を決めていた。しかし、その約7カ月後、シーズン20を最後に番組を終了することが決まった。

Deadlineによると、本作は報道時点でもパラマウント+のトップ10に入っている。同メディアは、視聴実績と制作費の釣り合いや、地上波ドラマの形式を持つ作品を配信で続けることが判断に関わった可能性を指摘しているが、正式な終了理由は明らかになっていない。

パラマウント+はこれまで、地上波で放送された人気番組を配信作品として継続・復活させてきた。Deadlineは、その流れをくむ作品として、本作が同サービスに残る最後のシリーズだったと説明している。

シーズン20は完結を想定せずに撮影を終了

ファンが気になるのは、物語の着地点だろう。2027年に米国で配信予定のシーズン20は、この秋にすでに撮影を終えている。Deadlineによると、シリーズ完結を前提として制作されたシーズンではなく、物語全体を締めくくる結末にはなっていないという。

シーズン19の最終話では、配信版の物語で大きな存在だった連続殺人犯イライアス・ヴォイトを演じるザック・ギルフォードの退場が描かれた。ヴォイトは所在非公表の厳重警備の連邦刑務所に収監され、チームの前から姿を消している。

ショーランナーのエリカ・メッサー氏は、米TV Insiderのインタビューで、シーズン20にヴォイトは登場しないと明言。チームがヴォイトの関わらない新たな物語へ進むことを説明していた。

そのエリカ氏は今回の声明で、長年携わってきたシリーズへの思いを次のように語っている。

「まずCBSで15シーズン、そしてパラマウント+で5シーズン。この並外れた旅に関われた私たち全員にとって、『クリミナル・マインド』がどれほど大きな意味を持つのか、言葉にするのは難しいです」

「突然この章の終わりに向き合うことになりましたが、この番組に心を注いでくれた素晴らしいキャスト、脚本家、監督、スタッフ、そして揺るぎない支持で20年にわたり『クリミナル・マインド』を支えてくれた世界中のファンへの感謝でいっぱいです」

声明は、シーズン20をファンと分かち合い、全員で築いてきた特別な番組の歩みを祝うことを楽しみにしている、という言葉で結ばれた。

CBSで15シーズン、配信で復活して通算20シーズン

『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』は、2005年に米CBSでスタート。FBIの行動分析課(BAU)に所属するプロファイラーたちが凶悪犯を追う物語で、2020年までに300話以上が放送され、2作品のスピンオフも生まれた。

CBSでの放送はシーズン15で終了したが、2022年にパラマウント+で『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション』として復活。米The Hollywood Reporterによると、配信移行後は各シーズン10話の構成となり、シーズン全体を通して事件を追う連続ドラマの色合いが強まった。CBS時代は、大半のシーズンが22話以上だった。

Deadlineは、通算20シーズンという長さを、長寿ドラマシリーズで歴代5位タイと位置づけている。同メディアが上位にあげたのは、『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』『LAW & ORDER』『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』の4作品で、いずれも放送が続いている。

最終シーズンに出演するのは、ロッシ役のジョー・マンテーニャ、JJ役のA・J・クック、ガルシア役のカーステン・ヴァングスネス、タラ役のアイシャ・タイラー、タイラー・グリーン役のライアン=ジェームズ・ハタナカ、アルヴェス役のアダム・ロドリゲス、プレンティス役のパジェット・ブリュースター。配信版から加わったライアン=ジェームズを除き、全員がCBS時代から番組を支えてきた顔ぶれだ。

一方、リード役で知られる俳優のマシュー・グレイ・ギュブラーは、配信版ではレギュラー出演していないものの、シーズン18でゲスト出演を果たしている。復活当初には、A・Jがリード不在で再開した新章への複雑な思いを明かしたこともあった。

長年親しまれてきたチームの新たな事件が描かれるシーズン20は、2027年に米国で配信予定。具体的な配信開始日は、現時点では発表されていない。

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