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【体臭】「おじさんだけのもの」は大間違い!?「女性の加齢臭」何歳から始まる?メカニズムを医師が解説

  • 2026.10.31

女性にもあるんだ…「加齢臭」を医師が解説!

女性にもあるんだ…「加齢臭」を医師が解説!
女性にもあるんだ…「加齢臭」を医師が解説!

加齢臭といえば「中高年の男性特有のもの」と思っていませんか? 実は、加齢に伴う体臭の変化は女性にも起こります。そこには「女性ホルモンの減少」という、女性ならではの深い理由が隠されていました。加齢とともに気になる体の“ニオイ”。発生の仕組みや女性ならではの原因、対処法について、「ウォブクリニック中目黒」総院長の高瀬聡子先生に伺いました。

Q1.女性にも加齢臭はあるのでしょうか? 男性の加齢臭と同じ成分・同じニオイがするのか教えてください。 高瀬さん:「男女ともに加齢臭は『ノネナール成分』が原因で引き起こされるといわれています。『ノネナール』とは、皮脂に含まれる脂肪酸の『パルミトレイン酸』が酸化して発生する加齢臭の代表的なニオイ物質のことで、正確には『2-ノネナール』という不飽和アルデヒドの一種です。『パルミトレイン酸』などの加齢臭の原因物質は、若い人の皮脂にも含まれていますが、年齢を重ねると皮脂の組成が変化するとともに脂質の酸化が進みやすくなり、加齢臭の原因物質『ノネナール』が発生しやすくなります」

Q2.女性の場合、何歳頃からニオイの変化が起こりやすいのでしょうか?高瀬さん:「代謝が遅くなる30代後半〜40代以降から、加齢に伴って皮脂中の『パルミトレイン酸』が酸化して加齢臭の原因物質『ノネナール』が発生しやすくなることで、ニオイが変化しはじめます。原因は、皮膚のターンオーバー機能の衰えや、代謝の低下のほかにも、更年期などで女性ホルモンのエストロゲンが低下することで、相対的に男性ホルモンが優位になり、皮脂の分泌や酸化が進むことも考えられます」

Q3.体のどの部分から“ニオイ”を発することが多いですか?高瀬さん:「皮脂腺が比較的多く、皮脂が分泌されやすい部位には注意が必要です。特に、胸元や胸の谷間、背中などの体幹部は、皮脂の分泌量が多いことに加え、衣類で覆われて汗や皮脂が残りやすいためニオイを発しやすいといえます。また、頭部は皮脂腺が非常に多く、髪によって汗や皮脂が残りやすいため、注意が必要です。ほかにも、耳の裏の周辺は、洗い残した皮脂や汗、汚れが原因でニオイを発しやすい場所なので、こまめに拭き取ったり、入浴時に意識して洗ったりして、なるべく皮脂を残さないようにしましょう」

Q4.クリニックではどのようなアプローチが可能ですか?高瀬さん「脱毛などで皮脂腺に刺激を与えることで、ニオイが軽減する可能性はありますが、基本的にクリニックでの治療方法はありません。加齢臭が気になる場合は、セルフケアでの対処が有効です。1日1回を目安に、皮脂分泌の多い胸元や頭皮、耳の裏などをやさしく丁寧に洗い流すなどで、『ノネナール』の発生を抑えることが大切です。ボディシートなどで適度に拭き取ることも効果的でしょう。ただし、汗やニオイが気になるからといって乾いたタオルなどでゴシゴシこすると、摩擦によって肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルを招く可能性があります。タオルで押さえるようにやさしく拭き取りましょう」

【まとめ】男女ともに加齢臭は、加齢による皮脂の酸化が原因で引き起こされます。皮膚のターンオーバーや、代謝が低下しはじめる40代前後のほか、女性ホルモンが低下する更年期のタイミングで加齢臭がはじまることが多いので、気になる場合は、皮脂腺の多い胸元や頭皮、耳の裏などをこまめに洗ったり拭き取ったりして清潔に保つことが重要です。

(LASISA編集部)

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